三浦大知_DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 “FEVER”【ライブレポート】

三浦大知
DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 “FEVER”
2015年11月12日@中野サンプラザ

最新アルバム『FEVER』を引っさげ、全国17カ所21公演、計4万5000人(自身のツアー最多動員数を記録)とともに、様々な“FEVER”を生み出した今回のツアー。音楽もダンスも理屈ではなく、単純に純粋に“楽しい”ことを、このツアーを通して、大知自身はもちろん、今回のツアーに訪れた人も改めて感じたに違いない。

TEXT BY 星野彩乃
PHOTOGRAPHY BY Yusuke Oishi (Marco Monk film)


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2005年3月にシングル「Keep It Goin’ On」でソロデビューを果たしてから10年。国内外から高い評価を得ている三浦大知が、全国ツアー『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 “FEVER”』の最終公演を東京・中野サンプラザホールで迎えた。

スクリーンに映像が映し出され、三浦大知が創り出す最上級のエンターテインメントショーの始まりが告げられたその瞬間、ステージに大知が姿を現すと、絶叫にも似た歓声がこだました。最新アルバム『FEVER』収録曲の「Supa Dupa Paper Plane」を披露し、大知の一挙手一投足に超満員の観客は釘づけに。早くも大きな興奮が場内を包み込むなか、2曲目の「Welcome!」でさらなる衝撃が!

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なんとステージに大きなトランポリンが登場。ダンサーとともに大知は、トランポリンを飛び跳ねながら歌うというあらたな試み、荒業を平然とやってのけた。ただでさえ不安定な足元でありながら、まったくブレることのない安定感極まりないその歌声に、彼の驚異の体幹をまざまざと見せつけられると同時に、それを大げさにアピールすることなく、ゴーストを登場させたり、コミカルでポップな演出にしてしまう余裕さえ感じさせたのだった。

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さらにハードなダンスナンバー「I’m On Fire」では、歌いながらクールに早着替えをキメるなど、冒頭から高度なパフォーマンスが惜しげもなく繰り広げられていく。

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「『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2015 “FEVER”』ファイナル in 中野サンプラザにようこそ! “FEVER”と聞くと熱く盛り上がっているイメージがあるかもしれませんが、僕は熱狂や興奮にもいろんな種類があると思っています。今日はいろんな“FEVER”を用意してきました。それぞれが感じて、楽しんで、今日集まってくださった皆さんとしか作れない最高の“FEVER”を作っていけたらうれしいです」

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タイトルチューンである「FEVER」を披露した後はアグレッシブなダンスチューンを立て続けに披露。自由にビートを操るかのように、彼の体内から解き放たれる感情と一体と化したダンス、呼吸をするかのようにメロディを紡いでいく歌声。その両方が合わさったときに発揮される絶大な威力を感じていた矢先、大知は世界で活躍するs**t kingzをはじめとする大知クルー(ダンサー)と1対1のダンスバトルに挑んだ。

どんなに難度の高いものでも、三浦大知が表現すると、なぜかそれらは当たり前のものとして感じられてしまうが、それこそが世界基準であることを、改めて彼の人並み外れたダンススキルに驚かされるのだった。

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また「ふれあうだけで 〜Always with you〜」を筆頭とする中盤のスローナンバーでは、歌に集中し、包容力のある歌声で観客を陶酔させた大知……かと思えば、「One Shot」ではハードロックの重々しいリズムをみずからのドラムで刻みながら熱唱。ドラムプレイも今回が初の試みであるにも関わらず、笑顔を絶やすことなく、この瞬間を心から楽しんでいる様子がうかがえた。さらに「Right Now -Remix-」では、客席に降り立ち、1階席中央に突如出現した小さなステージで歌う大知。観客は予想外のサプライズに拳を突き上げ、熱狂した。

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「三浦大知として今年10周年を迎えたのですが、そのなかで改めて思ったのは、ライブというのはひとりでできるものではなく、スタッフさんだったり、サポートしてくれるメンバー、こうやって観に来てくださる皆さんがいて、ライブができるということ。僕にとってライブの思い出は、言い換えれば、皆さんとの思い出だと思います。皆さんとの思い出が、10年、三浦大知を歌わせてくれている、パワーの源だと強く感じています。皆さんからもらったパワーや、心に感じたことを音楽に変えて恩返ししていきたいですし、皆さんと一緒に最高の音楽を作っていけたらと思います。これからも三浦大知をよろしくお願いします!」

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力強いメッセージを「Testify」に乗せ、マイクを腰付近まで下げ「Anchor」をアカペラで歌い、三浦大知のシンガーとしての力量を再確認させた後は、モータウン調のポップなナンバー「music」で弾け、「SING OUT LOUD」で観客と息の合ったコール&レスポンス!

アンコールで再びステージに登場した大知は、10年間ずっと思い続けている気持ちを吐露。

「三浦大知の音楽、エンターテインメントに触れたときに、新しい自分の気持ちに気づいて、明日に向かって歩くことができたら。今日、皆さんが感じたことがあれば、その“気づき”をパワーにして、それぞれの〈my day〉を歩いてみてください。そして、その〈my day〉を重ねた先で、またこうして“FEVER”できる日を楽しみにしています」

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23曲(アンコールを含む)、2時間強に及んだ熱いステージは、自身の素直な想いを綴った「my day」で三浦大知の10年の蓄積とあらたな可能性を感じさせながら、笑顔で幕を閉じた。

「この先、三浦大知はどんなことができるのか、いろんな可能性をもっと試してみたい」と、自分に対する興味が尽きないことを以前のインタビューで熱く語っていたが、今回のツアーでさらなる可能性、パワーアップを果たした彼が、この先どのような姿、“FEVER”を見せてくれるのか。三浦大知というアーティストに対する興味は彼同様、リスナーも尽きることはないだろう。

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SETLIST

01.Supa Dupa Paper Plane
02.Welcome!
03.I’m On Fire
04.Baby Just Time
05.FEVER
06.Can You See Our Flag Wavin’ In The Sky?
07.MAKE US DO
08.101
09.DANCER NUMBER
10.ふれあうだけで 〜Always with you〜
11.IT’S THE RIGHT TIME
12.I Remember
13.Unlock
14.One Shot
15.Bring it Down
16.Right Now -Remix-
17.Wanna Give It To You
18.Color Me Blue
19.Testify
20.Anchor
21.music
22.SING OUT LOUD
[ENCORE]
my day


リリース情報

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