OLDOCDEXのあらたな一面。「Lantana」で輝く、その魅力とは?

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OLDCODEX

先日リリースされた、ニュー・シングル「Lantana」。ふと過去に思いをはせたり、未来を目指す描写があるなかで、それらはすべて輝きと儚さを併せ持った“今”という一瞬一瞬の大切さを歌っている。

INTERVIEW & TEXT BY ジャガー


OLDCODEXの違う側面を見せるのも面白いんじゃないか

──今日はシングル「Lantana」についてお話を聞ければと。

Ta_2 そっか~、「Lantana」かあ。

YORKE. ちょうどこの取材前に次(8月5日発売のシングル「Feed A」)について話し合ってたんだ。

──次に進んでいるなかで、「Lantana」について。ミニ・アルバム『pledge』から今作、そして8月の新曲と早いスパンで作品を発表されますよね。

Ta_2 『pledge』の制作が終わってから間髪入れずにシングルは動き出したんです。自分たちの音楽への決意を刻み込んだ『pledge』の流れのままに作品を出すことも考えたけど、ちょうど「黒子のバスケ」(TVアニメ「黒子のバスケ」第3期 第2クール 誠凛VS洛山編エンディング主題歌)の話もいただいて。このままいくとあまりにも自分たちの曲とアニメの世界観がかけ離れたものになるんじゃないかと思い、ここは少し(これまでの流れとは)独立して、OLDCODEXの違う側面を見せるのも面白いんじゃないかというので作ったシングルです。

「Lantana」に引っ張られたところは大きいかな

──どこかノスタルジックなんだけど、全体はカラッとした質感で。この少し憂いをまとっているのがいいですよね。

YORKE. 今回、シングルのために書いた歌詞も、表題曲の「Lantana」に引っ張られたところは大きいかな。ただ、「Good loser」だけは『pledge』を作っているときぐらいに歌詞から書き始めたものだから、こっちのほうが実は先で。「Lantana」を作っていくなかで変化していったんだ。

Ta_2 ビジュアル面もさ、ちょっとしたノスタルジーが滲んでるけど、結果こうなったって感じだよね?

YORKE. そうだね。ミュージック・ビデオは、最初のミーティングから撮影に入ってからとではガラッと変わった点もあって。というのも、いつもそうなんだけど、やってみないと実際わからないことって多くて。どれだけ話をしてみても、やってみるとまったく違うものになることもあるし、そのたびに意見を刷り合わせていった感じかな。いいか、悪いかのジャッジは形にしてみないと誰も予想できないことが多いよね。

「黒子のバスケ」に対する恩をちゃんと返したい

──歌詞について、YORKE.さんがいちばん意識されたことはなんでした?

YORKE. 「黒子のバスケ」の世界観だけではなく、OLDCODEXと「黒子のバスケ」との繋がりかな。「カタルリズム」(2012年8月8日に発売されたシングル)でチャンスをいただいて、何度も一緒にやってきたからこそ、その繋がりをしっかり言葉にできれば自然と「黒子のバスケ」のストーリーにも寄り添えるだろうなって。

──それはOLDCODEXのメッセージとしても成り立たせるために?

YORKE. それもあるけど、いちばんはやっぱり「黒子のバスケ」に対する恩もちゃんと返したいなって。これまで積み上げてきたものもあると感じてるし。アニメの最後を飾るとなると……自然と気合いが入るでしょ? そういうメンタルのときは作らないようにした。フラットな状態にするまで時間がかかったかな。ひたすら曲だけ体に馴染ませて、その音に対して出てくる言葉を待ってた。ピタッと(音と言葉が)ハマる瞬間を絶対に逃さないようにね。

ちょっと熱くなり過ぎてるのかもしれない(笑)

──作品と真摯に向き合ってきた経験があるからこそ書ける言葉だったのですね。そして、この曲はライブで聴くと、また違った景色を見せてくれるのでは? と期待しているのですが。

Ta_2 ライブでは、すごい静かなセクションをあえて作っていたりもするので、「Lantana」がいちばん輝ける場所で披露したいですね。盛り上がるのもひとつの楽しみだけど、静かなセクションでは、YORKE.の指先……どんな色を塗るのか、何を作るのかに目が行きやすくなると思うんですよ。そういう俺たちにしかできない表現方法で、観客に訴えかけていきたいですね。

──ライブといえば、現在開催中の『OLDCODEX Tour 2015 “ONE PLEDGES”』はいかがです?

YORKE. 今回のツアーはすごくセットリストがタイトに組めてるんじゃないかな。

Ta_2 去年でいう、15本やったときの最後の光景を3分の1終えた今、すでに感じられてるという。

YORKE. 毎回がファイナルなような。周りから見ると“あいつら飛ばし過ぎじゃね?”と思われることだってあるかもしれない。でも、それぐらい調子がいいんだよ。だから、ツアーの残りも大切に全力でやりたいよね。

Ta_2 ちょっと熱くなり過ぎてるのかもしれない(笑)。

YORKE. この前の沖縄公演とかさ、お客さんを煽るタイミングとかもTa_2とぴったり合ってたりして。“行くしかない!”ってタイミングがあったんだよね。

Ta_2 お互いわかってて、言葉にしないまま勝手にフォーメーションが組めてた(笑)。俺は歌に集中して、YORKE.が煽るっていうスタイルが良かったね。

YORKE. それをきっかけにどんどん盛り上がって。

Ta_2 (Ta_2とYORKE.の)あのハモり方はすごかったよ。サッカーでいうところの3―2だったのが、3―1―1みたい。

YORKE. オフサイドしまくってたけどね(笑)。


リリース情報

2015.06.10 ON SALE
SINGLE「Lantana」
Lantis

150622-YS-235102[初回限定盤/CD+DVD]¥1,800+税
150622-YS-235103[通常盤/CD]¥1,300+税
詳細はこちら


ライブ情報

OLDCODEX Tour 2015 “ONE PLEDGES”
詳細はこちら


プロフィール

オルドコデックス/Ta_2(vo)、YORKE.(painter)。2009年結成。ユニット名のOLDCODEXは“OLD=古い”と“CODEX=聖書などの写本”を組み合わた造語。ロックは西洋からの借りものではあるが、そのなかで自分たちだけのものを作りたいという意味から名付けられた。

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    ジャガー

    「M-ON! MUSIC」の編集/ライター/小言を言う係。音楽フリーペーパー「music UP's(現okmusic UP's)」の編集を経て、音楽雑誌「ワッツイン」へ。前身サイト「DAILY MUSIC」 への参加をきっかけにWEBの人になりました。