RADWIMPS、クリープハイプと共鳴した対バン第七夜。アイコン企画もスタート

2015.11.20

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RADWIMPSが、11月25日にニューシングル「記号として /  ‘I’ Novel 」をリリース。その「記号として」のジャケット写真から派生したアイコン企画がスタートした。

「 ‘I’ 」のアイコンが印象的なニューシングル「記号として / ‘I’ Novel」。私小説を意味する「I Novel」の「I」でありつつも、「I=私」であり「愛」であり様々な解釈ができる記号としても機能している。この「I」が全アルファベット・数字のパターンで作成され、10th ANNIVERSARYのニューシングルページに用意された。SNSのアイコンなどで活用してみよう。

そして、RADWIMPSは11月18日に、福岡・Zepp Fukuokaにて、クリープハイプを迎えて対バンツアー第七夜を行った。以下、オフィシャルライブレポートをお届けする。

 

RADWIMPS対バンツアー、7夜目はZepp Fukuokaにて、クリープハイプを迎えて行われた。開演前から、紅潮した顔のお客さんが多く、会場にはうわずったような、火薬がチリチリするような空気が流れていた。

会場が暗くなり、クリープハイプが登場すると大歓声が起こる。1曲目の「イノチミジカシコイセヨオトメ」が始まり、会場が揺れる。RADWIMPSのタオルを首にかけたファンもガンガン飛び跳ねていて、尋常ではなく床が揺れる。「手と手」「愛の標識」と演奏したあと、「普段いろんなバンドと対バンしてい て、負けたくないって気持ちもどこかであって、いつもは相手のことは言わないのだけど、今日はうれしいので言います。呼んでくれてありがとうございます」。 そしてまた、会場が揺れる。

ライブの中盤で披露された「オレンジ」。“オレンジの光の先へ / その先へ”と観客が強く手を伸ばしている。手を伸ばしたら、クリープハイプの先にあるものに触れるかのように。ステージでのオレンジの光は一転、青になり、「憂、燦々」が始まる。アップテンポの曲では、観客が縦に飛び跳ねるので床が揺れるのだが、このようなミディアムテンポの曲では、1階アリーナの観客が前後左右にぐらんぐらんと揺れ続けている。みんなが一歩でも前で、尾崎の歌を聴こうとしている。真ん中に向かって全員が押し続けた結果、地震でプレートが跳ねるように、左右のどこかにチカラが分散して人波が崩れていく。研ぎ澄まされた緊張感のある演奏は、観客にそんな反応をさせていた。

「RADWIMPSは、ずっと付き合ってて最近結婚したらしい彼女と、4枚目のアルバムをずっと聴いてました。残りの曲も、一生懸命やります」。後半戦の「ウワノソラ」から「HE IS MINE」までの展開は、バンドが別な次元に入ったかのようなドライブ感に圧倒された。

RADWIMPSのライブは壮絶なまでにグルーヴをし続け、ツインドラムは、風神雷神のような凄みが出ていた。「クリープハイプ、出てくれてありがとう。あの曲が生で聴けてホントにうれしかったです」と、野田のコメントが会場を沸かした。「憂、燦々」を聴いて、「なんだ、この曲は!」と思ったそうだ。

「デビュー10周年と言うことで、ツアーをやっています。こんなに長くやるとは思ってもいなかったけれど、昔から知っているとか、今日知ったとかは関係なくて、目の前にいるあなたのおかげで今もやれています。10周年と言っても、まだまだ3行目あたりのこの人生って思っています」。「3行目あたりのこの人生」というコメントで、大きな歓声が起きる。これは、11月25日リリースの新曲「 ‘I’ Novel 」の一節だ。この歓声は、対バンツアーが始まった頃には、なかったリアクションだ。リスナーのカラダの中に歌詞が染みわたっているのが感じられた。 RADWIMPSの歌はいつもこうやって、リスナーのカラダの中で育ち、その人だけの歌になる。

RADWIMPSとクリープハイプ。両者とも厳密に正確に、他者と1対1のコミュニケーションを追求し、それを表現してきた。その根幹にいる、野田洋次郎と、尾崎世界観。ふたりとも、とてつもなく誠実な人なんだと思った。自分が信じている相手に対して。それは、リスナーや目の前にいる観客に対してだ。ふたりは、自分が傷つこうが、何かを損なわれようが、そんなことはいとわずに、誠実に向き合おうとする。もっと楽で効率のよい方法も知っているし、それもできるのだけれど、そうしようとしない。愚直なまでに、自分を届けることに日々のすべてを使う。なぜ、ふたりがそうなったのかと、考えながらライブを観ていた。たぶん、彼らのありのままを、一滴でも多く吸収したくて、日々を使うファンがいるからだと思う。

RADWIMPSの対バンツアーに出たあと、きのこ帝国の佐藤は、こう語っていた。「RADWIMPSのお客さんは、暖かいですね。お客さんはバンドを映し出す鏡だと言うけれど、ホントなんですね。RADWIMPSのメンバーもお客さんもあたたかくて、たくさん救ってもらいました」。ハナレグミのライブでは、アンコールで登場した永積が、「素晴らしいオーディエンスだよね。一緒に音楽を作ってんだなって、感動しました」と言っていた。

RADWIMPSと観客は、10年かけてそういう関係性を作ってきた。それが手紙のように「 ‘I’ Novel 」の歌詞に編み込まれている。

PHOTO BY 植本一子


ライブ情報

10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤
11/23(月祝)神奈川・横浜アリーナ
ゲスト:Spitz
11/24(火)神奈川・横浜アリーナ
ゲスト:いきものがかり
11/25(水)神奈川・横浜アリーナ
ゲスト:ONE OK ROCK
11/28(土)東京・Zepp Tokyo
ゲスト:Mr.Children

10th ANNIVERSARY LIVE TOUR FINAL RADWIMPSのはじまりはじまり
12/23(水・祝)千葉・幕張メッセ国際展示場 ※ワンマン


RADWIMPS 10th ANNIVERSARY 特設ページ

RADWIMPS OFFICIAL WEBSITE


 

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