待望の1stシングル、そして念願の十二単!?レキシと一緒に“シキブンブーン”しませんか?

151117-SM-151701

レキシ

2007年にソロデビューし、すでに4枚のアルバムを発表しているレキシが、満を持して1stシングル「SHIKIBU」を11月25日にリリースする。ゲストとして“阿波の踊り子(チャットモンチー)”も参加! 気になるキービジュアルとともに、制作の裏側を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


一瞬きれいだなって思ってしまう俺もひどい

──レキシの1stシングル「SHIKIBU」がリリースされます! まずは紫式部に扮したビジュアルがあまりにも強烈で。

池田貴史 よく「夢に出る」って言われますね(笑)。何をやっても“面白い”と“ひどい”っていう意見があるんですけど、「何これ? やらかしちゃったね」とか言われると狙い通り! って思います(笑)。

──アルバムを4枚出して、ようやく最初のシングルというのも面白いですね。

池田 実は3rdアルバム『レキミ』のときにも“十二単を着たい”って思ってたんですけど、そのときは「(スタッフに)立場的に追い付いてない。まだ早い」って言われて(笑)。今回ようやく着ることができたわけですけど、念願がかなってうれしいですね!

──(笑)。実際に着てみてどうでした?

池田 もうね、着てるだけで疲れるんです。重さも尋常じゃないし、圧もすごい。十二単はいろんな色を見せるための着物なんですけど、ほら、“オシャレは我慢”って言うじゃないですか。撮影してるときも「それを1300年前からやってたんだね~」ってみんなで話してました(笑)。

しかもミュージックビデオ(以下MV)では、簡易版だけどこの格好で京都を走り回ってるんですよ。お公家さま役の俳優・八嶋智人さんに追いかけ回されるだけのMVなんですけど、京都の街並みに十二単の色がよく映えるんですよね。その映像を観て、一瞬きれいだなって思ってしまう俺もひどいですけど(笑)。

──もちろん、楽曲も素晴らしいですけどね。疾走感の中に切なさがあって。

池田 このところ楽曲提供もたくさんさせてもらって、ちょっとポップ路線の曲が多かったこともあって、ロック色が強い曲にしたかったのもあります。歌詞は“源氏物語を書いている紫式部”ですね。ちょっと歴史的なことを言うと、清少納言との確執だったり、藤原道長とも交流があったとも言われていて。“ホントにただの交流か!?”とか、いろんなことを想像しながら書いた感じですね。

──嫉妬や会えない切なさなどは現代にも通じる感情ですよね。

池田 阿波の踊り子の歌入れのときに、なるとなでしこ(橋本絵莉子)とアッ!古今和歌集(福岡晃子)のと話していて浮かんだ歌詞もあるんですよ。平安時代を見たことはないじゃないですか。いつもそうなんですけど、当時の情景を想像しながら、そのイメージを現代に照らし合わせて書くんですよね。今回はもっとフワッとした雰囲気だったんだけど、最終的にはちゃんと現代に通じる歌詞になったかと思います。

その人の持っているものを120パーセント引き出したくて

──(笑)。バンドサウンドの自由度の高さも印象的でした。特にヒロ出島さん(山口寛雄)のベースなんて、すごく個性的ですよね。

池田 まずは自由に弾かせて、それをあとで整理するんですよね。デモを作って、リハもやるんですけど、レコーディングのときに全然違う感じになったりもする。これは参加してくれるミュージシャンにも言えることなんですけど、その人の持っているものを120パーセント引き出したくて。俺、ずっと「そうせえ、そうせえ」って言ってますから(笑)。知ってます? “そうせい候”って言われた武将がいたの。長州藩の毛利敬親(長州藩の第13代藩主。才能ある若手の家臣を抜擢し、藩を立て直したことで知られる)なんですけど、それと同じです。まあ、俺の場合は「ここは要らない」と思ったらバッサリ切っちゃいますけど(笑)。

──カップリングには「Takeda’2 feat. ニセレキシ (U-zhaan)」を収録。ニセレキシさんのタブラと“Takeda(武田信玄)負けたな”から始まるフリーラップによるセッションみたいな曲の第2弾ですね。

池田 4thアルバム『レシキ』に入っていた「Takeda’」のアウトテイクですね。『レシキ』を出したとき、ホントに「Takeda’」の話ばっかりされたんですよ。だから、今回も入れてやりました(笑)。“Takeda負けたな”って言うことだけ決まってて、どんどん脱線していくところにニセレキシがタブラでついてくるっていう曲なんだけど、面白いテイクはそうそう出ないんですよね。自分たちも飽きてくるし、迷いも出てくるし。「Takeda’ 2」もその辺りを楽しんでもらえればいいかなと(笑)。

俺がゲラゲラ笑えればそれでいいんですけど(笑)

──そして「キャッツあつめ ~CATS LIVE SELECTION~」も。「狩りから稲作へ」をやる前に行われる定番のコール&レスポンスを集めたライブ音源ですが、まとめるとなぜか面白いですね(笑)。

池田 「ライブ音源を出してほしい」っていう熱い声をもらってるので、これを出しました(笑)。元々は“高床式”(アルバム『レキツ』収録曲「狩りから稲作へ」の歌詞)と“劇団四季”が似てるってところから「キャッツ!」って言い出したんですけどね。

──ゲストアーティストの方の「これは猫の歌じゃねえんだよ!」っていう声も入ってますね。

池田 足軽先生(いとうせいこう)ですね。ゲストの方のツッコミが面白いんですよ……って、そんなの曲じゃないですね(笑)。

──12月1日から始まる全国ツアー『レキシ ツアー「IKEMAX THEATER」』も楽しみです。

池田 映画「海街diary」に出させてもらったこともあって、次のツアーのテーマは映画なんです。ケビン・コスナーを呼ぼうと思ったんですけど「コネクションがないから無理」って言われちゃいまして(笑)。やりたいと思ってたことができなくて「じゃあ、どうしようか?」って考えながらライブを作っていくのが楽しんですけどね。まあ、俺がゲラゲラ笑えればそれでいいんですけど(笑)。


リリース情報

2015.11.25 ON SALE
SINGLE「SHIKIBU」
伽羅古録盤

151117-SM-151702[初回完全生産限定盤/CD+ふろしき+ランダムジャケット】]¥1,500+税

151117-SM-151704
[通常盤/CD]¥1,000+税

詳細はこちら


ライブ情報

レキシツアー IKEMAX THEATER
12/01(火)北海道・Zepp Sapporo
12/03(木)宮城・仙台市民会館 大ホール
12/04(金)新潟・新潟りゅーとぴあ
12/07(月)石川・金沢市文化ホール
12/10(木)兵庫・神戸国際会館こくさいホール
12/11(金)福岡・福岡市民会館
12/14(月)愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール
12/16(水)東京・両国国技館
12/21(月)大阪・大阪・オリックス劇場
12/23(水・祝)広島・広島アステールプラザ大ホール
2016
01/11(月・祝)沖縄公演@ミュージックタウン音市場
詳細はこちら


プロフィール

池田貴史のソロプロジェクト。歴史好きの池ちゃんが繰り出す「歴史縛りファンクネスバンド」。毎回豪華なゲストを迎えポップでグルーヴィーな作品を送り出している。2007年6月に1stアルバム『レキシ』でソロデビュー。

オフィシャルサイト

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人