ピアノの先祖?中近東発祥の楽器「ハンマーダルシマー」の音色に聴き入る……

2015.11.16

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幼少期の習いごととして人気の根強いピアノ。学校でピアノの音を耳にする機会は多く、とても親しみ深い楽器である。

しかしピアノの先祖と言われて何を思いつくだろうか? チェンバロやクラヴィコードなどの似た楽器はいろいろあるのだが、そのひとつとして「ハンマーダルシマー」が挙げられる。

ハンマーダルシマーはペルシャに起源を持ち、11世紀頃に中近東からヨーロッパに伝えられたと言う。台形の共鳴箱に張られた弦を小さな槌(つち)で叩くというものらしいが、いったいどんな音がするのだろう……。

ハンマーダルシマーの魅力が伝わってくる素敵な演奏動画を紹介しよう。

 

◎エキゾチックな音色に思わず聴き入ってしまう……


こちらはサイモン&ガーファンクルがカバーしたことでも有名なイングランド民謡「スカボローフェア」をハンマーダルシマー用にアレンジした演奏。

高音になるにつれて際立つアタック音や美しい残響がたしかにピアノに似ているような……。

こちらも有名なイングランド民謡「グリーンスリーブス」のハンマーダルシマーアレンジ。1分55秒からの音数が多くなるアレンジがハンマーダルシマーの美しい残響を引き立てている。演奏しているのは山梨県で民族楽器やオリジナル楽器などを制作している登本さんだ。

 

◎美人姉妹がヘヴィメタルの名曲をアレンジ


こちらはなんとメタリカの「Nothing Else Matters」をハンマーダルシマーでアレンジ。演奏している美人ふたりはDizzi dulcimerさんとEmily Edwardsさんというイギリスのハンマーダルシマー奏者で、なんと姉妹なのだとか。

 

ハンマーダルシマーは、中近東からヨーロッパ、アメリカまで広く普及した。

インドのサントゥールや、中国の揚琴、朝鮮半島の洋琴、モンゴルのヨーチン、タイのキムなど、アジアにも似たような楽器が多数存在しているのも興味深い。こうしたピアノの先祖とも言える似た構造の楽器が世界中に存在することが、ピアノがポピュラーな楽器であることの理由なのかもしれない。

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