ツアー引退ニュースが世界で話題沸騰。今、改めて知る「デヴィッド・ボウイ」というレジェンド

2015.11.12

M-20151112-MK-0041
イギリスの音楽情報サイトNME.comが2011年に行った投票で、世界でもっとも偉大なシンガーランキング6位にランクインしているデヴィッド・ボウイ。

先日、そのデヴィッド・ボウイのツアー活動引退が報じられた。彼のツアーを手掛けてきたプロモーターのジョン・キディングスが、ボウイから直接明かされた話として「Music Week」の取材に証言したのだ。

デヴィッド・ボウイは2004年に行われる予定だった『リアリティ』ツアーのハンブルグ公演で体調を崩し、その後の日程をキャンセルして以来ツアー活動を行っておらず、ツアーを心待ちにしていた世界中のファンが悲しみに暮れているのは言うまでもないだろう。

そんななか、あらたな情報が解禁されたのだ。なんとデヴィッド・ボウイの69 歳の誕生日である2016年1月8日に、ニューアルバム『Blackstar』をリリースするとのこと。

2015年11月20日にはアルバムリリースに先駆けてタイトル曲「Blackstar」がシングルでリリースされる。そうと決まれば落ち込んではいられない! 改めてボウイの活躍を振り返るうえで、ボウイの活動の転機となった曲をピックアップした。

 

◎Space Oddity


1969年に発表されたデヴィッド・ボウイの出世作である2ndアルバム『Space Oddity』(邦題:スペイス・オディティ)。前年に公開された映画「2001年宇宙の旅」に触発されて制作し、アポロ11号の月面着陸に合わせてシングル「Space Oddity」をリリースしている。

世の中が月面着陸に沸く頃、架空の宇宙飛行士トム少佐が宇宙に浮く自分の無力さを感じ、宇宙の果てに漂流するという近代化へのアンチテーゼを含んだストーリー。全英チャート5位、全米チャート15位にランクインし、ボウイの活動の原点とも言える作品になった。

 

◎Rock ‘n’ Roll Suicide


デヴィッド・ボウイがジギー・スターダストという架空のロックスターになりきり大ヒットとなったコンセプトアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』(邦題:ジギー・スターダスト)。

ミック・ロンソン、トレヴァー・ボルダー、ウッディ・ウッドマンジーから成るバックバンド、ザ・スパイダーズ・フロム・マーズと共に制作し、このメンバーで日本を含む大規模なツアーを行った。

上記の動画はロンドンのハマースミス・オデンで行われたツアー千秋楽のラストに演奏された「Rock ‘n’ Roll Suicide」(邦題:ロックンロールの自殺者)だが、実はこの直前にとんでもないことが起こっている。デヴィッド・ボウイは、関係者にも告げずに突然バンドの解散を宣言してしまったのだ。動画の最初にある歓声はたしかに悲鳴にも聞こえる……。

 

◎Young Americans


1983年にリリースされたアルバム『Let’s Dance』にあわせて行われたシリアス・ムーンライト・ツアーでのライブ映像。

1973年にジギー・スターダスト封印を宣言した彼は、同年に60年代の愛唱曲集『ピンナップス』をリリースするなど、ジギーから離れた音楽を制作していく。

1975年にはソウルの要素をふんだんに取り入れたアルバム『Young Americans』を発表。その後、前述の『Let’s Dance』が空前の大ヒットとなり、メジャーシーンでの不動の人気を手にする。

ちなみにこのアルバムのリードギターには当時まだあまり有名でなかったスティーヴィー・レイ・ヴォーンが起用されており、彼が注目を集め始めるきっかけとなった。

 

デビューから51年たった今もなお素晴らしい音楽を生み出せるってとんでもないことである。ツアー活動引退は本当に残念だが、前作から2年という期間でアルバムをリリースしてくれるなんてファンにとってはうれしいかぎりだ。

シングルはもちろん、ボウイの誕生日であるアルバム発売日にアルバムをゲットして、69歳の誕生日をみんなでお祝いしよう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人