謎の現地邦人“清水さん”とタイの最新ロック

2015.11.01

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タイの音楽と聞いてどんな音楽を想像するだろうか。何やらエキゾチックな音楽を想像した方も多いのでは? もちろん実際にはそういった音楽ばかりではない。バンコクでは10年ほど前からポストロックなどのインディーロックも少しずつ知名度を上げている。

2011年に英国のモグワイや日本のtoeといったポストロックバンドを招いたライブが行われ盛り上がりを見せたが、このイベントを運営したのがバンコク在住の清水宏一さん。第63回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した話題作「ブンミおじさんの森」で音響を担当するなどして注目を集めている日本人だ。

そんな清水さんが運営するバンコクのインディーズレーベル「SO::ON Dry FLOWER」がある。ポストロック、シューゲイザー、エレクトロニカなどを中心としたバンドが所属する人気バンドを紹介しよう。

 

◎Goose


2004年にデビューしたシューゲイザーバンド。1stアルバム『Goose』がバンコクのインディーズ専門ラジオ曲のチャートの上位に入り話題となった。

タイのインディーズ界の重鎮的な存在として、2006年には同じくタイのエレクトロニカユニット、クリケットパールとギターポップバンド、レッドトウェンティとともに来日ライブを行っている。

 

◎Two Million Thanks


Two Million Thanksは2011年に結成されたロックバンド。メンバーは去年大学を卒業したばかりだ。2012年にtoeのバンコク公演の前座を務め、東南アジアで期待の新人バンドとして名を広めている。

今年8月に行われた東京、大阪、兵庫、静岡での来日ツアーではQomolangma Tomatoやモーモールルギャバンなどと共演した。奇抜でユーモア溢れるミュージックビデオも話題を集めている。

 

◎Desktop Error


タイフォークやシューゲイザーの要素を取り込み、タイの若者に支持されているDesktop Error。

メンバーの多くが90年代イギリスのオルタナティブミュージックに影響を受けており、インディーロックのカバーバンドとして活動をスタート。

デビューミニアルバムが地元のリスナーやメディアに注目され、1stアルバム『Ticket to Home』の収録曲「Took Took Wan(Everyday)」がバンコクのラジオチャートで3週に渡ってトップを独占した。2013年には東京、大阪、京都をまわるツアーを開催している。

 

清水さんはレーベルの運営のみでなく、ライブイベントなどを行うアートスペース「SOL」の運営や、タイのCM音楽を手掛けている。

さらに自身も音楽活動をされており、SO::ON Dry FLOWERの公式YouTubeチャンネルで音源を公開し、CDとアナログレコードをリリースしている。なんというバイタリティ……。異国の地バンコクでインディー音楽を広める清水さんの活動から目が離せない。

Photo:(C) Sejism – Fotolia.com

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