“何か吐き出したい”という衝動からライブの起爆剤に進化した、ファンキー加藤の挑戦曲!

2015.10.27

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ファンキー加藤

すでにライブでも披露され、各地の熱を吸い込みながら成長し続けている「MUSIC MAGIC」を表題に据えた、ファンキー加藤のニューシングル。初期衝動に近い状態で制作に臨んだという、その経緯を聞いていく。

INTERVIEW & TEXT BY 宮本英夫


時間はなかったけど、吐き出したかった

──「MUSIC MAGIC」は、ツアー開始直前のリハーサル中に急きょ作ったものだとか。

ファンキー加藤 そうです。まあ自分の悪いクセというか、何か物事を始めるにあたってまずネガティブになってしまうんですね。初ワンマンの日本武道館も最初は反対しましたから(笑)。それを優しいスタッフさんが「大丈夫だよ、絶対できるから」って僕の背中を押してくれて、「じゃあ、やります!」という、だいたいこの流れが多いんですけど(笑)。今回のツアーに関してもそうで、「こんなの絶対無理だから(本数を)半分にしてほしい」と言ってたんですよ。そういう不安をずっと抱えてて、自分の中に溜まってるモヤモヤを1回吐き出さないと、前向きにツアー初日を迎えられないなと思ったから、リハーサルで時間はあまりなかったんですけど無理を言って、楽曲制作の時間をもらって、音楽プロデューサーの(田中)隼人と一緒に作りました。だから時間はなかったけど、吐き出したかったから、曲が出来るのも、歌詞を書くのも早かったんですよ。

だから問いかけてるんです

──この歌詞を、ツアーに来てくれる人たちに届けたかった?

加藤 みんなに問いかけたかった、伝えたかった想いですね。単純に自信がなかったんですよ。こんなにも長いツアーで、体力面、集客面、いろいろ心配があって、自信を失いかけていたから、“僕を信じてくれますか?”と言いたかった。だから作ったときの感覚は「My VOICE」(1stソロシングル)と似てたかもしれないですね。自分の弱いところを包み隠さず言って、“君はどうしてくれる?”“この声、ちゃん届いてますか?”って。すぐ求めたがっちゃうんですよ、僕は。だから問いかけてるんです。

──歌詞もこれまでにない、新しいアプローチじゃないですか。1番ではボブ・マーリーやザ・ビートルズや、洋楽名曲のタイトルが入っていたり、2番では伝説のロックフェスティバル『ウッドストック』のエピソードを盛り込んだり。

加藤 僕は嫉妬してるんですよ。こういう洋楽や伝説的なロックフェスティバル、偉大なミュージシャンたちに。本当は嫉妬するのもおこがましいほど、世界中で歌い継がれている曲だったり、すごいイベントだけど……何回も聴いたし、何回も映像を観たし、“すごい”“素晴らしい”と思う反面、ちゃんと嫉妬心がある。この嫉妬心は、たとえ誰に笑われようともちゃんと大事に持っていたいんですよ。そういう気持ちを歌として残しておくのが、正しいのかなと思ったんですよね。

ライブ会場ゆえのパワーを目の当たりにしちゃったんですよね

──サウンドは、完全にEDMの手法で作ってますね。

加藤 元々クラブミュージックが好きで、アヴィーチーとかもずっと聴いてたんで、ちょっとチャレンジしてみようかなと。サビに歌詞を乗せずに、シンセサイザーのフレーズと“Wow Wow”だけで引っ張るのは、勇気のいることだったんですけどね。たぶんシングルということを考えていたら、そこに無理くり言葉を乗っけてたと思うんですよ。でも、楽曲を作っているときはリリースを考えてなかったからこそ、すごく気楽にできた。言っちゃえば、“流行ってるからいいか”ぐらいの気持ちだったんですよね、シンセサイザーのサビというのは。

──J-POPのリード曲のサウンド作りじゃないですよ。はっきり言って。

加藤 そこに関してはすごく悩みました。だからカップリングに、ツアーで歌ってきた「つながるから」と、めざましテレビで去年から流れていた「少年の声」と、“この3曲でシングルを”となったときに、今までの流れでいうと「つながるから」がリード曲になるんですよ。ファンキー加藤らしい曲だし、これこそJ-POPの王道でもあるし、誰も排除しない、いろんな人にわかりやすい音楽だから。だけど、ずっとツアーを回ってきて、「MUSIC MAGIC」が持ってる何か理屈じゃないもの……ライブ会場ゆえのパワーを目の当たりにしちゃったんですよね。スタッフさんを含めて、僕自身も。それで“よし、勝負してみるか”ということです。

それを超越するぐらいのパワーがこの曲のサビにはある

──わかります。これはミュージシャンとしての勝負だと思います。

加藤 “どっちにする?”って、みんなでずっと悩みましたよ。でも、起爆剤になるかどうかはわからないけど、“お、これファンキー加藤?”って、いい意味でクエスチョンが付けばいいなと。ライブに来てくれたみんなにとっては、待望のシングルなんですよ。それがグレーゾーンと、その外にいる人たちにどう響くのか。最終的に決めたのは、やんちゃ心でしたけどね。僕は大衆音楽の王道を、お茶の間ミュージシャンとして歩んでいきたいと思う反面、まだどこかで、ファンキー加藤と名乗っている以上何か驚かせたいなという気持ちもあって。今回に関しては、そこに賭けてみました。

──これは幸せな気持ちになる曲ですよ。ぜひ爆音で聴いてもらえれば。

加藤 あと決め手になったのは、ライブ会場で小さい子が満面の笑みで飛んでる姿ですね。小さい子にはわからないじゃないですか、『ウッドストック』とか言ったって(笑)。ラップも速いし。だけどそれを超越するぐらいのパワーがこの曲のサビにはあると思ったんで。ライブ会場で見てきた景色を信じてみようと思って、これを表題曲にしました。

★ファンキー加藤が一問一答に挑戦した「5秒で答えて」を明日(2015.10.28)公開!


リリース情報

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プロフィール

ファンキーカトウ/1978年12月18日、東京都八王子市生まれ。2004年1月に地元・八王子にてFUNKY MONKEY BABYSを結成。2006年にシングル「そのまんま東へ」でメジャーデビュー。2014年2月にソロ第1弾シングル「My VOICE」をリリースした。

オフィシャルサイト

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