吉井和哉の“至近距離ライブ”に200人が熱狂

2015.04.30

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“最新型の吉井和哉”を至近距離で体感できる、きわめて貴重なライブが実現した。

そのレアなステージを用意したのは、“あなたの側で、生きている音楽。”をコンセプトに、スペースシャワーTVがトップ・ミュージシャンと送る完全招待制のプレミアムライブ番組「SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU”」。その第13弾アーティストとして、吉井和哉が登場したのだ。

今回の会場は、横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール。約20倍強の倍率をくぐり抜けて当選した200人のオーディエンスがステージをぐるりと囲むセンター・ステージで、吉井和哉は最新のロック・ナンバーをダイレクトに表現してみせた。

バンド・メンバーの日下部正則(g)、三浦淳悟(b/ペトロールズ)、吉田佳史(ds/TRICERATOPS)、鶴谷崇(key)とともに吉井が登場すると、会場は大きな歓声と拍手で包まれる。ステージを取り囲む観客を見渡し、「何これ?(笑)」と楽しそうな笑顔を見せる吉井。「これはずっと座って観るの?  立たなくてもいいか…。まあ、やってみるか。よし、集中!」という言葉を合図に吉田が「ワン、ツー、スリー!」とカウント、オープニング・ナンバー「Hattrick’n」が演奏される。すさまじいスピード感と骨太のグルーヴを共存させたバンド・サウンド、そして吉井のエモーショナルかつセクシーなボーカルが鳴り響くと、オーディエンスは一瞬にして立ち上がり、気持ち良さそうに体を揺らし始める。

この日のセットリストは、最新アルバム『STARLIGHT』が中心。しかも、ほぼすべての楽曲をアルバムの収録順どおりに披露していくという意欲的な構成だ。多幸感に溢れるロック・サウンドと「星のハレルヤ 君とハレルヤ」というフレーズがひとつになった「(Everybody is)Like a Starlight」、開放感のあるサビのメロディで大合唱が生まれた「You Can Believe」など、曲を重ねるごとに「STARLIGHT」の世界が生々しく広がっていく。吉井自身は「新曲の数々をいきなりテレビでやるという、大プレッシャー」と話していたが、新曲に対する観客のリアクションはもちろん最高だった。

また、都会の寂寥とした風景をイメージさせる「TOKYO NORTH SIDE」、ブルース・ロック的なテイストを色濃く感じさせる「Route69」も強く印象に残った。自身のルーツ・ミュージックに立ち返ると同時に、新たな音楽的可能性を追求したアルバム『STARLIGHT』の楽曲は、ライブという場所でこそ、その魅力を発揮する。この日の吉井のステージングからは、そのことがはっきりと伝わってきた。

シングル「クリア」を披露したあとは、吉井和哉のソロのキャリアを象徴するナンバーを連発。「We Wanna Music!」という吉井のコールから始まる「MUSIC」、ディスコティックなテイストを取り入れた「点描のしくみ」、そして2009年のリリース以降、ライブ・アンセムとして支持されている「ビルマニア」。すご腕のミュージシャンたちによるバンド・サウンド、吉井のボーカルもさらに熱を帯び、会場のテンションは一気にピークへと達した。

「もうすぐツアー(“YOSHII KAZUYA STARLIGHT TOUR 2015”)初日を迎えるんですけど。『STARLIGHT』の曲は演っていて非常に楽しいので、ツアーから帰ってくる頃にはどれだけ成長したかを想像しておいてください」というMCを挟み、ラストの「ボンボヤージ」へ。旅立ちをテーマにしたこの曲で、貴重なステージを締めくくった。

ニュー・アルバム『STARLIGHT』の楽曲をたっぷり味わえるこのイベントの模様は、「SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU” ~吉井和哉~」として、5月30日、22時~23時にオンエア。吉井和哉の最新パフォーマンスを、ぜひチェックしてほしい。

撮影●山本倫子(Michiko Yamamoto)
テキスト●森朋之

番組情報

スペースシャワーTV「SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU”~吉井和哉~ supported by uP!!!」
05/30(土)22:00~23:00

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