終始アガりっぱなしの感謝と軌跡を綴ったGRANRODEOのベストアルバム

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GRANRODEO

自身2作目となるベストアルバム『DECADE OF GR(ディケイド オブ グランロデオ)』発売! “10”にまつわるキーワードトークも必見です。

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


ホーンの入った、勢いがあるもの

──10周年イヤーを飾るベストアルバム『DECADE OF GR(ディケイド オブ グランロデオ)』がリリースされます。TVアニメ「黒子のバスケ」の主題歌をはじめとするタイアップソングのほか、ライブの人気曲、新曲などで構成された豪華な内容ですね!

KISHOW まあ、デビュー2年目にもベストアルバム(2013年3月6日発売『GRANRODEO GREATEST HITS ~GIFT REGISTRY~』)は出してますからね。それとまったくカブらないわけにもいかず……「ほぼほぼ一緒じゃん!」って言われないようには考えました(笑)。

e-ZUKA 曲順は年代順なんですけど、頑張って作ってきたなとは思いましたね。そこは良かったかなって。

──新曲も2曲収録。まず「バラライ」は開放的なポップナンバーです。

e-ZUKA ライブのときはギターソロ、ドラムソロ、ベースソロのコーナーがあるんですけど、『GRANRODEO 10th ANNIVERSARY LIVE 2015 G10 ROCK☆SHOW -RODEO DECADE-』(10月24日・25日に開催される10周年記念ライブ)を踏まえて、スタッフから「KISHOWさんをフィーチャーした曲があったらいいですね」という提案が上がって。スタッフのイメージを聞くと、ホーンの入った、勢いがあるものだったから、パーティソング的な曲がいいのかなと。あまりGRANRODEOらしさを考えないで、どうしたらKISHOWの歌がいちばん活きるかを考えながら、「こういう感じの曲、好きだよな」っていうところで作りましたね。実際、ギターがガーンと入っているわけではないし、いきなりホーンから始まるっていう。それが逆に“らしさ”かもしれないですけどね。GRANRODEOは何でもアリだなって。

「いきなり跡地かよ!」っていうね(笑)

──たしかに今までにはなかったタイプの曲ですよね。

KISHOW そういうことはあまり思わないですけどね、どんな曲が来ても。元々“ルーツを持たない強さ”みたいなところがあるんですよ。30歳で職業シンガーになったわけですけど、その前は趣味でいろんな曲を歌ってましたからね。女性の歌も、洋楽も歌謡曲もジャンル関係なく。「バラライ」もGRANRODEOらしいと言えばらしいし、すごく楽しげな曲だからやりやすかったですね。

──ミュージックビデオも爽やかですよね。

e-ZUKA ロードムービー風でね。外ロケは「Darlin’」以来らしいですよ。あと、“この10年で辿ってきた道を振り返る”みたいな裏テーマもあって。いちばん最初は1stライブをやった横浜BLITZの跡地。「いきなり跡地かよ!」っていうね(笑)。

KISHOW ハハハハハ。

e-ZUKA その次は渋谷公会堂、それから日本武道館がある九段下。最後に今度ライブをやる幕張で終わるっていう。

こちらのやる気と観る側の期待感が良いバランス

──横浜BLITZで行った最初のライブはどんな印象でした?

KISHOW 無我夢中だったような気がしますね。すごい気合が入ってました。

e-ZUKA すごく慎重だった気がしますね。リハーサルもいっぱいやったし、基本的に裏方気質なのもあって何に対しても「俺が! 俺が!」と細部にまで関わろうとしてましたね。1曲目が始まったときの歓声もよく覚えてます。熱狂的に迎えられて「こんなに自分たちのライブを観たいと思ってくれてたんだな」って感慨深いものがありました。

KISHOW よく(人)埋まってくれたなって思いましたね。初っ端のワンマンにしては上出来じゃん! って。デビューしてから2年くらい経っていたし、その間にイベントにはちょこちょこ出てたけど、いよいよワンマンですからね。やってやろう! という気持ちも強かったし、お客さんも熱狂してたし、ちょうど良かったですね。こちらのやる気と観る側の期待感が良いバランスだったというか。

ただ、絶好のタイミングですからね

──もうひとつの新曲「今より先を」はドラマチックなロックバラード。10周年を迎えた現在の心境がリアルに歌われていますね。

KISHOW そうですね。“DECADE(10年)”をキーワードにしようと思っていたし、「バラライ」も「今より先を」も言いたいことは同じなんですよ。“感謝”“10年ありがとう”“これからもよろしくね”っていう。「バラライ」はアッパーなパーティソングだし、シクヨロ! 的な感じで、こっちのほうがもっと真摯に言ってるというか。いいことを言おうとして、苦労しましたけどね。やっぱり、そういうのは苦手みたいで(笑)。ただ、絶好のタイミングですからね。そういう気持ちを形にしておくのはいいのかなと。

──10月に行われるアニバーサリーライブも楽しみです。最後にこの先のビジョンを教えてもらえますか?

KISHOW 10年経ったばっかりなので、この先のイメージはまだ全然ないんですけどね。やりたいことはまだまだあるし、1年1年頑張っていきたいなということかな。できるだけ長く続けたいですからね。

e-ZUKA うん、一生懸命やるだけです。あとは健康さえ気をつければ、なんとかなるでしょ(笑)。

*****

さて。GRANRODEOが10周年を迎えたということで、今回はインタビューに加え“10”にまつわるキーワードトークをしてもらうことに!

【キーワードトーク】10年続いていること

KISHOW NBAは23年くらい観てますね。1992年バルセロナオリンピックのドリームチーム(※)と「SLAM DUNK」がきっかけで、完璧にバスケにハマりましたから。とにかくマイケル・ジョーダンが好きだったんですよね。“ストバス”(ストリートバスケ)も流行ってましたしね。今はインターネットのNBAリーグパスで全試合観ることができるし、すごい時代になりましたよね。地上波でも放送してほしいけど、日本人のスター選手が出てこないと難しいかなぁ。

※ドリームチーム……マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソンなど当時のスター選手が勢ぞろいした、オリンピックの男子バスケットボールのアメリカ代表チーム

e-ZUKA GRANRODEOを始めてからは、ギターアンプはマーシャルって決めてます。その前はいろいろと機材を試したり、変えたりしてたんですけど、音作りで迷わないため……あとはルックス的にも(笑)。マーシャルに決めてからは、これまで迷っていたのは機材のせいじゃなくて、結局は自分の腕だったり、耳のせいだって気づいたんですよね。今は本当にマーシャルだけなんで、何かもらえるまでは続けようと思っています(笑)。

【キーワードトーク】10歳の夏

KISHOW 夏休みは田舎のジイちゃんの家に行ってましたね。川で泳いだり、クワガタを取ったり。「ぼくのなつやすみ」みたい? うん、本当にそんな感じです。いいですよね、夏休み。夏の間だけ、あの頃に戻りたい……。

e-ZUKA 10歳っていうと1977年なんですけど、その年、KISSが初来日したんですよ。とにかく驚きましたね。そこでガツンと来ちゃったんですよ。「中学生になって、KISSを嫌いになってたらどうしよう?」って、そればっかり考えてましたから(笑)。全然嫌いになんかならなかったけどね。あとは野沢温泉によく行ってたなぁ。

★GRANRODEOのふたりが一問一答に挑戦した「5秒で答えて」はこちら!


リリース情報

2015.09.30 ON SALE
ALBUM『DECADE OF GR(ディケイド オブ グランロデオ)』
Lantis

150925-YS-001303[CD+DVD]¥4,500+税
詳細はこちら


ライブ情報

GRANRODEO 10th ANNIVERSARY LIVE 2015 G10 ROCK☆SHOW -RODEO DECADE-
詳細はこちら


プロフィール

グランロデオ/KISHOW(谷山紀章/vo)、e-ZUKA(飯塚昌明/g)。2005年に結成された音楽ユニット。同年11月23日にシングル「Go For It!」でデビューを果たす。

オフィシャルサイト

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