超重厚サウンド!アカペラでメタルバンドってどういうこと?

2015.09.18

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「メタルといえば、ギター速弾き。ギター速弾きと言えば、メタル」と思われるほど、ギターのテクニックが重要視される音楽ジャンルが、メタルだ。

しかしそんな「メタルの鉄則」に反旗を翻し、話題となっているのがドイツのメタルバンド「ヴァン・カント」だ。ヴァン・カントには6人のメンバーがいるが、なんとギターは0人! しかも5人がボーカルを担当する、前代未聞の「アカペラ」メタルバンド!

5人のボーカルはリードボーカル、高音リードボーカル、低音ラカタカボーカル、ワウソロギターボーカル、高音ラカタカボーカル、超低音ダンダンボーカルを担当している。「ラカタカボーカル」や「ダンダンボーカル」といった奇妙に思える担当パート名から、まさに彼らの「アカペラメタル」の革新性が垣間見える。

メタルバンド「マノウォー」のジョーイ・ディマイオの名言「Death to False Metal!」(偽物のメタルに死を!) を知るメタル界の住民からしたら、「え、アカペラ? ギターソロどうすんだよ!」「そんなんじゃ、重低音がスカスカだろ!」と思うかもしれないが、侮ることなかれ。百聞は一見にしかず、ヴァン・カントの動画を観てほしい。

メタル特有のツインギターの掛け合い、ワウのかかったギターソロも再現されているうえに、楽曲自体が非常にメロディアスで、アカペラにも関わらずまぎれもない「メタル」として成立している。

さらに、彼らが世界中のフェスからオファーがかかるきっかけとなった話題の曲がこれだ。

あのメタル界不動の王者、メタリカの1986年発売の名盤『メタル・マスター』の冒頭を飾る『Battery』をアカペラでカバー。高音・低音のラカタカボーカルによるアンサンブル(やや笑いを誘う)から突入する激しいワウがかかったギターソロ、そしてリードボーカルの原曲再現率はほぼ100%! このクオリティの高さで、世界中のメタルファンから熱い支持を得た。他のメタリカの曲やアイアン・メイデン、ディープ・パープルといった大御所のカバー曲もウェブで観ることができるので要チェックだっ!!!!!

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