竹中直人&スカパラ、映画館で特別 “セッション” イベントを開催

2015.04.22

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本年度アカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされ、助演男優賞(J・K・シモンズ)をはじめ3部門に輝いた話題作で、鬼教官とドラマーを目指す青年のすさまじいまでの鍛錬の日々を濃密に描いた「セッション」が公開中。

そして4月21日、本作を鑑賞し「釘付けになった!」と語る竹中直人と、世界を舞台に活躍するスカ・バンド、東京スカパラダイスオーケストラの夢のスペシャル・セッションが実現! TOHOシネマズ新宿での上映前に、生で演奏するスカパラに対し、竹中さんが劇中のシーンを再現する形で、“鬼教官”フレッチャーに扮して厳しく指導するというパフォーマンスが行われ、会場は笑いと歓声に包まれた。

全国16館での公開と決して公開規模は大きくないものの、4月18日、19日の週末で全国で計25回の満席を記録し、観客満足度は95.6%を叩き出した本作。この日も、オープンしたばかりのTOHOシネマズ新宿の大劇場が満席となった。

まずは竹中がスキップを踏みながら登場! 竹中は「もう、すごいんですよ、この<セッション>! メチャクチャ期待して観てください!」とこれから映画を鑑賞する観客を煽る。特に見どころについて「役者ひとりひとりの芝居に圧倒されました。(主人公が)ドラムをたたく姿が尋常じゃない! たったの19日間で撮ったというのにも驚きました。こんなにエネルギーの詰まった映画を! まあ、信じられない! もう演奏もすごいなんてもんじゃない! イヤになっちゃうぜっ!」とハイテンションで時折、体をくねらせながらまくし立てた。

続いて、竹中の呼び込みで、スカパラのメンバー9名、茂木欣一(ds)、加藤隆志(g)、大森はじめ(per)、沖祐市(key)、NARGO(トランペット)、北原雅彦(トロンボーン)、GAMO(テナーサックス&ソプラノサックス)、谷中敦(バリトンサックス)、川上つよし(b)が登場すると、会場は大歓声に包まれた。

スカパラはステージ上で「ハプニング」、続いて「スキャラバン」を生で披露するが、2曲目の「スキャラバン」の途中で、なぜか先ほどの衣裳から着替えた竹中が、突然、ステージに乱入し会場をわかせる。竹中は、ドラムの茂木の脇に陣取り、劇中の鬼教官・フレッチャーよろしく「もっとだ! もっと、もっと!」と
指示を飛ばす。茂木もその声に応えるが、竹中の指示は「とんかつだ! とんかつ定食を思い浮かべろ。ギョウザだ! ギョウザ!」と奇妙な方向へ…。それでも茂木は、その微妙すぎるニュアンスを受け取め(?)、パフォーマンスをさらにアップさせていき、会場は大興奮! 最後は、ライブ会場さながら、客席はオール・スタンディングで熱狂のるつぼと化した。

茂木は、演奏を終えて汗だくで「<セッション>を撮り終えたような気分です」と笑みを浮かべる。茂木は、竹中を「フレッチャーにしか見えなかった(笑)」と評したが、当の竹中は、演奏していたメンバーたちよりも、息も絶え絶えで「久しぶりに動いたから…。来年で60歳だけど、身にしみた…」と苦笑い。竹中とスカパラの親交は深く、以前は竹中が、彼らのライブにゲストで参加したこともあるが「昔はライブで海パン一丁になってたけど、こんなに息が切れるなんて…(苦笑)」と充実感に包まれながらも、足元もヘロヘロになっていた。それでも、サックスの谷中は竹中との久々のセッション実現がうれしかったようで、竹中の肩を抱き「久しぶりで感動しました」と笑顔を見せ、奮闘を称え合っていた。

茂木は改めて、ドラマーとして劇中の主人公への感情移入を問われると「しまし
たね。デビュー前にひたむきに打ち込んでいた頃を思い出しました」と語る。また「ツアーが始まると、夢を見ることがあって、(ライブの開始に)間に合わなくて、ステージ上で一曲目が鳴り響く中、スーツに着替えてステージに上がっていこうとするんです(苦笑)」となんとも肝の冷える夢を告白し、映画を見て「手に汗を握りました」と自らの経験と映画を重ねてしみじみと語っていた。

竹中は、最後に「愛のある、エネルギーをいただける映画だと思います!」とアピールし、観客は大きな拍手と歓声で竹中、スカパラを見送った。

「セッション」はTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開中。


「セッション」 OFFICIAL WEBSITE

東京スカパラダイスオーケストラ OFFICIAL WEBSITE

 

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