ちっともマイナーではない!?世界中で愛される“のこぎり音楽”の魅力とは?

2015.08.14

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のこぎりのフェスが世界で行われていることをご存じだろうか

“のこぎり音楽”と言われてどんな音楽を想像するだろうか。のこぎりをギコギコするノイズミュージックのことではない。ミュージカル・ソーと呼ばれる演奏用ののこぎりを弓で弾く、柔らかく美しい音色が特徴的な音楽だ。世界3大プログレバンドのひとつであるキング・クリムゾン出身のユニット“TU”がライブで使っていたり、世界中ののこぎり演奏家が集まる“ミュージカル・ソー・フェスティバル”が日本を含む世界各地で開催されたりと、どうやら結構メジャーなよう。いったいどんな音がするの? 今回は世界で活躍するのこぎり演奏家達のキレッキレのこぎり演奏を3つ紹介しよう。

 

◎あのSF名作のテーマソングものこぎりで!

ニューヨーク、ユニオンスクエア駅で突然のこぎりを演奏しだす美女。不思議な音色とチャーミングな笑顔に道行く男性たちは釘付けだ。彼女は “saw lady(のこぎりレディ)”の異名を持つミュージシャン兼大道芸人で本名はナタリア・パルズ。ニューヨークで行われるのこぎり音楽フェスティバルの創始者で、イスラエルののこぎり音楽フェスティバルでもディレクターを務めるなど熱心に活動している。

 

◎テノールソプラノのデュオ……歌ではなくのこぎりですが

テノールのこぎりとソプラノのこぎりのデュオ。おしゃれな空間で演奏していると音だけじゃなくのこぎり自体がとてもおしゃれな楽器に見えてくるから不思議だ。演奏は双子……ではなく、同一人物でデンマークの音楽家&唐辛子愛好家という異色の肩書きを持つチリ・クラウス。名前のチリは唐辛子(チリ)から付けたそう。

 

◎日本人のこぎり奏者はコンテストで二度優勝!

世界的なのこぎり演奏家であるサキタハジメさんはカリフォルニアのミュージック・ソー・フェスティバルのコンテストで二度の優勝経験を持つ実力者。ドビュッシーやバッハ、カバレフスキーなど、クラシックの名曲をうっとりと弾きこなす姿が印象的だ。作曲家としても活躍しており、NHK「シャキーン!」をはじめ、ドラマ・映画「妖怪人間ベム」など人気番組の作編曲を担当している。

 

このミステリアスな音色、聴いているうちにトライしてみたくなった人は多いのではないだろうか。演奏用の刃のないミュージカル・ソーは国内でも手に入るが、まずは普通の西洋のこぎりでもOK。あとはバイオリンの弓を手に入れれば準備万端だ。刃のあるのこぎりを用いる際にはくれぐれも取り扱いに注意し、持ち歩きは控えよう。自分の体のサイズにぴったりの西洋のこぎりを求めて、楽器屋……ではなく、工具店にダッシュだ!

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