「れじっちゃう!?」BugLug〜ツアー振り返り〜

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BugLug

Resistar Records(レジスターレコーズ)のことをもっと知っちゃう!? Resistar Recordsに所属する人気3バンド、DOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioNによる連載「れじっちゃう!?」。今回は、BugLugが春から全国12ヵ所を回ってきたライブハウスツアー『BugLug TOUR 2015「HAPPY BIRTHDAY KILL YOU~STRAWBERRY 5HOUT CAKE~」』と東名阪を回ったホールツアー『BugLug TOUR 2015「HAPPY BIRTHDAY KILL YOU~STRAWBERRY 5HOUT CAKE~」』を振り返ります。ライブに込められた熱い想い、そして知られざる裏側も明らかに……!?

TEXT BY 清水素子
PHOTOGRAPHY BY 青木早霞
HAIR & MAKE BY 青柳正和(Alpha Knot)


こんな感覚、今までになかった

──ツアーファイナルの渋谷公会堂は、かなり達成感があったようですね。

燕 はい。ステージを降りたときに、全員が“良かったね!”って盛り上がれて。なんの心残りもなく、本当にやりきった! って思えました。

将海 おかげで良い酒が飲めましたよ。ボーカルくんも久々にハシャいでて(笑)。

一聖 ライブが良くないと、打ち上げがあっても飲みたくないんです。それでサッサと帰っちゃうことも多かったのが、あの日は“まだイケる、まだイケる!”って、無敵状態がずーっと続いてましたね。ライブが終わっちゃって“寂しいな”っていう感覚に、久しぶりに陥りました。

一樹 そんな一聖の姿を見て、本当に“良かったな!”って思えたんですよ。前回のツアーファイナル(昨年11月末のTOKYO DOME CITY HALL)では、バンド的にいろいろ思うところがあって。それを一聖も公言してたから、このツアーで僕がいちばん気にしていたのも、楽屋に帰ってきたときの一聖のテンションや表情だったんです。それが渋公ではホントに光に満ちてたんで、これからのBugLugもまた輝いていくんだな! と。

150811-BA-113101一聖(vo)

──いや、あんなに満ち足りた表情を見たのは初めてでしたよ。聞くところによると渋公前から、実は予感めいたものもあったとか。

 そう。ホールツアーの名阪公演が終わった時点で、みんなのファイナルに向けてのテンション感や気持ちの入り方がすごく良くて。渋公は絶対成功するだろうし、そこからさらにバンドが良い方向に変わるんじゃないかっていう、確信めいたものが不思議とあったんです。実際、すごく良いライブになって、今後の展開も絶対に良いものになるだろうなっていう予感が今、ビリビリしてるんですよ。こんな感覚、今までになかった。

150811-BA-113102一樹(g)

──まさに無敵状態。ただ、ツアーの最初から無敵だったわけではないですよね?

 もちろん。ライブハウスツアーの初日は……ね。

一聖 アルバム『HAPPY BIRTHDAY KILL YOU』を表現するにあたって、まだまだスキルが足りてなかったんですよ。でも、そこで死んだことで“生きたいな!”って思えて、メンバー間でも話し合って。調整しながらツアーを進めていった結果、5人が同じ方向を向けて、バンドがすごく良い状態になれたんです。

 ツアー後半になるにつれて、BugLugのラフ感というか、楽しい感じもどんどん出てきて。アルバム曲をドラマチックに魅せる本編ではしっかり緊張の糸を張りつつ、アンコールでは“5周年にみんなで乾杯しようぜ!”みたいなノリで、良い意味でハジけられたのがホールツアーにも繋がったんじゃないかな。

 個人的にも“優”というキャラクターのまま、より自然に動けるようになりました。俺、今まで“優”というキャラに対して変に頭でっかちになっちゃって、“優はそんなことしない”と勝手にセーブしてた部分も多かったんです。でも、一樹とか「猿」で“正気か?”と思うような動きをし始めて、それを見てるうちに俺も感化されたというか(笑)。今まで恥ずかしくてできなかったようなラフな動きも、ちゃんと“優”のままできるようになったんです。要するに“優”というキャラの幅が広がったんでしょうね。

150811-BA-113503優(g)

そうやって楽しんでることがファンにとっての希望になる

──たしかに一樹さんのハイテンションぶりは、ちょっと怖いくらいでしたね。

一樹 マジっすか? まぁ、宇都宮で「ここは天国だ!」とか、その前の埼玉でも「俺たちは大人だ!」とかって、自分でもわけのわからないMCをし始めて。そしたら“一樹はそれでいい”みたいな感じになってきたから、ちょっと楽しくなってきちゃったところはありますね。

 ヤバいMCいっぱいありましたよ! 埼玉で「男ー!」って呼びかけて、自分で「イェイ!」って答えたり。

一樹 そのときは全然男がいなくて、でも、ツアーをやるうちにどんどん増えてきたんです。で、ファイナルの渋公で「男ー!」って叫んだら「イェイ!」って返ってきて、これは“来たな”と。俺たちは、また何かを掴んだんですよ!

一同 (笑)。

将海 ただ、ホールツアー初日の名古屋で、幕開けの「Cameraman」の同期が止まったのにはパニクりましたね。同期始まりの曲だから、一聖が話し始めて繋ぐまで、バンド史上最長の沈黙が流れたと思う。

一聖 もう、曲に備えてポーズまで決めてたのにね(笑)。でも、逆にそれで厄払いした感じはありました。ここまで大きなハプニングがあったら、もう、この後はないだろう! って。

 ホールの3本は高揚したよね。映像もフルに使えたし、銀テープとかの特効もやれて。そういうライブハウスではできない演出が似合うアルバムでもあったから、それを東京だけでなく名阪でもやれたのはうれしかった。映像も本当に凝ってて、「ギロチン」とか大阪でしか披露してないのがもったいない。

 ひたすら野菜を切ってるだけの映像なのに、反転して赤くしてるせいか、なぜかグロくて怖いんですよ!

将海 もう、一種のスプラッタだよね。

一樹 あと、ホールだとお客さんの顔がよく見えるのも大きかった。目線の高さも変えられるから変化も出せるし、手を振ったら振り返してくれるのもうれしい(笑)。

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──そこもホールの良さですよね。ちなみに気になったのが、ライブハウスツアーの全公演でアンコールに1stシングルの「Grazie!!」が入っていたことなんですが。

一聖 それ、聞かれるのを待ってました。アルバムを締めくくる曲として「TIME MACHINE」を書いたとき、曲終わりに「Grazie!!」の頭の一文を持ってきたんです。BugLugが歌っていることは、最初から何も変わってない。このアルバムで掲げている“希望”も、当時から提示していたんだっていうことを証明したかったから。

 “ほら、目に光る世界に”ってところ。

一聖 でも、その仕掛けに誰も気づいてくれなくて、じゃあ、ライブで「TIME MACHINE」と「Grazie!!」を繋げてやれ! と。ま、ホールツアーでは本編を「JUGEMU」「TIME MACHINE」というアルバムと同じ並びで締めたんで、「Grazie!!」は外したんですけどね。それもホールツアーに到って、理想通りにアルバムの世界を魅せられるだけの説得力が、ようやくバンドに備わったと感じたからなんですよ。今のBugLugはBugLugを純粋に楽しんでるし、そうやって楽しんでることがファンにとっての希望になる。そういうファンとバンドとの間の会話が、渋谷公会堂では上手くできた気がするんです。ファンの予想を常に裏切るのがBugLugだったけど、今回はある意味素直に臨めたので、そこで培ったものは今後にも繋がっていくんじゃないかな。

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──その“今後”が9月のシングル「幸運の女神は去りゆけど笑え」リリースと、10月に始まる怒涛の47都道府県ツアーというのには驚きました。

 修行ですよ、これは! ちょっとでも手を抜いたらたぶん終わっちゃう。だけど、ひたすらライブをやってドロ臭く進んできたBugLugに、ヌルい展開は似合わないから。

一樹 バンド的には恵まれてる状況だからこそ、天狗にならずに過酷なツアーでギリギリ感を味わうことが必要なんですよね。何より、この5年間で大勢のファンに言われた「私の街にも来てください!」っていう言葉を叶えてあげられるのがうれしい。

将海 俺は沖縄に行けるのがうれしいかな。行ったことないんで。

 まだまだ行ったことのない場所がいっぱいあるしね。大変だけど“よし、やってやるぞ!”っていう気持ちで、あと、やっぱり俺は地元が入ってるのがうれしいです。

一聖 渋谷公会堂で“最高!”と言えたライブを、今度は全国のライブハウスで再現していくつもりだし、コッチが本気で臨むぶん、来る人にも本気で楽しんでほしいですね。47都道府県ツアーとも繋がるテーマを持ったシングルと、改めてアルバムを引っ提げて全国を回るので、ぜひBugLugから希望を掴みに来てほしいです。

次回の更新は、8月19日(水です。お楽しみに♪


リリース情報

2015.10.21 ON SALE
SINGLE「幸運の女神が去りゆけど笑え」
Resistar Records
[初回盤A/CD+DVD]¥1,800+税
[初回盤B/CD+DVD]¥1,800+税
[通常盤/CD]¥1,200+税
詳細はこちら

2015.12.23 ON SALE
DVD「BugLug TOUR 2015「HAPPY BIRTHDAY KILL YOU~STRAWBERRY HALL CAKE~」」
Resistar Records
詳細はこちら


ライブ情報

BugLug 5tn Anniversary 47都道府県TOUR「GAMBLING JAPAN」
2015年10月7日(水) 栃木・HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2〜2016年1月31日(日) 大分・DRUM Be-0

詳細はこちら


BugLugオフィシャルサイト
治外法権VOL.5特設サイト
オフィシャルYouTubeチャンネル“れじちゃん”

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