大切な人に綴る、素直な気持ち。ラックライフ渾身のラブソング「変わらない空」

150805-YS-231802

ラックライフ

ラックライフは不思議なバンドだ。アクの強いバンドが割拠する関西バンドシーンの中にさらりと溶け込みつつ、抜群にポップなメロディと爽やかな存在感が逆に異彩を放つ。初のアニメタイアップとなったシングル「変わらない空」を通して見えてくる、ラックライフにとっての“ポップ”と“ロック”とは? PON(vo、g)に話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 宮本英夫


熟年夫婦みたいになりますよ

──ラックライフって、見るからに仲が良さそうなバンドじゃないですか。

PON ほどほどに(笑)。

──だって高校時代からずっと一緒なわけでしょう。メンバーチェンジなしで。

PON そうなんです。バンドを組んでちょうど10年で、友達歴でいうと11年です。でも一緒にいるときは、ほとんど会話もないですけどね。

──そうなの?(笑)

PON 高校の友達で集まるときには、キモいぐらい仲良いですけど(笑)。人がいると仲良くなるんですね。でも、メンバーだけで車とか乗ってると、大阪から東京までひと言も発しないとか、よくあります。「おはよう」もない(笑)。

──何でしょうね。近過ぎるからかな。

PON どれだけ一緒にいんねん! って感じですからね。熟年夫婦みたいになりますよ。

良い10年やったなと思います

──そんな熟年夫婦バンド(笑)がリリースもライブも好調で、10年経っていちばん良い状況にいるのは、すごいことだなと思うんですよ。ちなみに、結成当初はどんな未来予想図を描いてたんですか?

PON そういうのはあんまりなかったですね。漠然と、もっと売れてるとは思ってましたけど(笑)。現実はそう甘くなかった。けど10年ちゃんと歩いてきたら、今がいちばん良い状況で、助けてくれる人もたくさんいる。良い10年やったなと思います。

──何かターニングポイントがあったとすると?

PON わかんないです。いろいろありましたけどね。去年初めて大阪のなんばHatchで自主企画イベントをやらせてもらったこととか、その前に初めてBIGCATでイベントをやらせてもらったこととか。自分らなりのチャレンジを重ねてきたという思いはすごくありますけど、それはこれからもやっていかないとだめだと思っているので。常に通過点という感じはあります。

誰かを思う気持ちを歌えばいいかな?

──今回のニューシングル「変わらない空」が、また新しいターニングポイントになるんじゃないですか。初のアニメソング(TVアニメ「純情ロマンチカ3」エンディング主題歌)ということで。

PON そうなんです。「こういうイメージで」という、お題をもらって曲を作るのは初めてで、時間も全然なくて。「あと2週間で録るから」と言われて、大変だったんですけど(笑)。作り始めたらいい感じで、気負うこともなく、いつもの感じでできましたね。

──お題というのは?

PON 「ラックライフらしい疾走感のあるラブソングを」と言われたんですけど……そんなのやったことなくて(笑)。僕ら、ラブソングが少ないんですよ。これだけ曲がある中で、たぶん3~4曲しかない。

──それはなぜ?

PON 恥ずかしいから(笑)。でも実は「ラックライフってラブソングが多いよね」と言われることが多かったりして、要は聴こえ方なんですよね。僕的には友達に書いたり、お客さんに対する言葉だったりするんですけど、それが人によってはラブソングに聴こえることもあるんだなと思って、なるほどと。だからあんまりラブソングにとらわれることなく、友人でもいいし、家族でもいいし、誰かを思う気持ちを歌えばいいかな? と思って取りかかりました。

そういう気持ちを伝えることってないわなー

──ラックライフの歌って、“僕と君”が多いし、一対一で語りかける歌が多いから。どれもラブソングに聴こえるのはわかります。

PON そうなんですよね。僕はいつも“誰々さん宛に”という感じで、特定の人に曲を書くタイプなので、そう聴こえるんだと思います。だから「あ、それでいいのか」と思ったら、いつも通りに書けました。

──誰かに向けて書くというのは、昔から?

PON そうです。僕の歌詞にはフィクションがないんですよ。妄想の世界とか、物語の世界だと、歌うときに気持ちが入らないので、書く気になれへんというのがでかいです。誰かを思って、“俺こんなこと思ってんねん”と思うことが曲になるという感じなので。手紙なのかもしれないです。

──あえて言うと、この「変わらない空」は、誰に向けての手紙ですか?

PON これは恋人だったり、バンドメンバーだったり、近しい人ですね。いつも側にいてくれる人たちに、面と向かって「ありがとう」とか、「好きだよ」とか、そういう気持ちを伝えることってないわなー、と思ったので。

──車の中でもずっと黙ってるし(笑)。

PON そうです(笑)。でもちゃんと言うときには言う。それも愛かな? と。

ポップだと言われたら「ありがとう!」ですよ

──演奏からも愛を感じますよ。4人の息がぴったり合ってる。

PON タイアップだからどうこうではなく、「こうしたらカッコいい」「こういう歌詞だからここはこうしたい」とか、いつも通りの作り方で、きれいにまとまった感じはあります。僕は、やっぱり歌がまんなかにないと嫌で、メンバーもそれをすごく気にしてくれてるんですよね。気持ちを伝えてなんぼのバンドなので、わかりやすさはめちゃ意識します。楽曲のシンプルさは。

──たしかにラックライフの曲はだいたいAメロ、Bメロ、サビ、大サビ、繰り返し、みたいな。

PON ベタな感じで。

──そこがいいんじゃないですか。ストレートで、めちゃポップ。武器だと思います。

PON 僕、バンドの音楽ってほとんど聴いてなくて、J-POPばっかりなんですよ。バンドで、これはめっちゃ好きだと思って聴いたのはMr.Childrenぐらい。中学のときはCHEMISTRYやEXILEとか聴いてたし、ジャニーズもめっちゃ好き。これはいい曲だ! と思って作ってたら、大塚愛の曲と一緒だったとか(笑)。そういうものが好きなんですよ。

──ほんわかしたイメージありますけど、強いバンドじゃないですか。「ポップじゃん」とか言われても、「そうです、何か?」みたいな。

PON ポップだと言われたら「ありがとう!」ですよ。最高のほめ言葉です。「J-POPですから、僕らは」って言います。ただ、ライブはロックでいたいですけどね。CDとライブは全然違うと言われることが多いし、アホほどライブをやってきたので、ライブには自信があります。ずっとライブバンドではいたいですね。


リリース情報

2015.08.05 ON SALE
SINGLE「変わらない空」
I WILL MUSIC

150805-YS-231801¥1,000+税
詳細はこちら


ライブ情報

ラックライフ presents GOOD LUCK
〜ラックライフ 3rd single『変わらない空』release tour〜
09/05(土)東京・TSUTAYA O-Crest
09/06(日)愛知・名古屋APOLLO BASE
09/12(土)大阪・福島2nd LINE
詳細はこちら


MUSIC ON! TV(エムオン!)
150601-YS204201

音楽チャンネルMUSIC ON! TVのプログラム「サキドリ!」にラックライフが登場!

「サキドリ!」
[初回放送]毎週月曜~金曜 24:00~24:30
[リピート]毎週火曜~土曜 7:00~7:30
※MUSIC ON! TVはスカパー!で放送されている音楽チャンネルです。
※8月は夏休み特別編成のため、放送日時が変更となります。毎週月曜~金曜 19:00~のリピート放送はございません。

【週刊 ラックライフ】
番組が注目するアーティストを1ヵ月通してご紹介! バラエティに富んだ企画や作品についてのインタビューなど、週替わりで様々な内容・⾓度からアーティストの魅⼒をお届けします。

【#1】8/03(月)24:00~24:30/[リピート] 8/04(火)7:00~
【#2】8/04(火)24:00~24:30/[リピート] 8/05(水)7:00~
【#3】8/05(水)24:00~24:30/[リピート] 8/06(木)7:00~
【#4】8/06(木)24:00~24:30/[リピート] 8/07(金)7:00~
【#5】8/07(金)24:00~24:30/[リピート] 8/08(土)7:00~

★週間コーナーでオンエアした【#1】~【#5】を週末にまとめ、ミュージック・ビデオをプラスした特別30分番組「サキドリ!~週間ZOOM UP!~」もチェック!
8/08(土)29:30~30:00


プロフィール

PON(vo、g)、イコマ(g、cho)、たく(b)、LOVE大石(ds)。2005年、高校のクラスメイトで結成。前身バンドを経て、2008年3月にバンド名をラックライフに改名した。

オフィシャルサイト

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人