日本人に愛される「テルミン」の不思議なコラボ3選

2015.08.02

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猫、アナグマ、マトリョーシカ……? テルミンとコラボしてきたものが不思議過ぎる!

手を触れない独特の演奏スタイル、他に類を見ない神秘的な音色で人々を魅了してきたテルミン。今年で開発から96年を迎える歴史ある楽器だが、その風変わりな演奏スタイルからかちょっと変わった楽器として扱われることが多い。そしてそんなテルミン自体も「なぜ……?」なものばかりとコラボさせられてきた。今回は一瞬目を疑う不思議なコラボテルミンの動画を3つ紹介する。

◎テルミン×「猫」

テルミン×猫「Mew」。人が近付くと猫が喉を鳴らすときのようにゴロゴロ言い出し、なでると鳴き声をあげる。少し押せばまた違った鳴き声をあげ、強めに押すと不快感を示す……。猫1匹の鳴き声ならかわいいもんだが、片手でなでるだけで何匹もの猫の鳴き声が一斉に聴こえてくるのでちょっとびっくりする。猫好きにはたまらないテルミンだ。

◎テルミン×「アナグマ」

テルミン×アナグマ「The Badermin」。パイア・テレマックス・テルミンというテルミンの手作りキットをアナグマの剥製に内蔵して作ったオリジナル楽器だ。アナグマのつぶらな瞳と今にも動き出しそうなポーズ、そして哀愁漂い過ぎの音色に胸が締め付けられる……。

◎テルミン×マトリョーシカ

こちらはロシアの民芸品マトリョーシカにテルミンが内蔵された「マトリョミン」。有限会社マンダリンエレクトロが2000年に開発し2003年に量産をスタートしている。中心でひとりテルミンを演奏するのがこの会社の社長である竹内雅美さんだ。これだけのマトリョミンのアンサンブルとなると見た目にも音にも相当の迫力がある。
マンダリンエレクトロはテルミンの演奏、製造、伝承を一貫して行う会社で、テルミンの魅力を伝え広めることをミッションとしている。社長の竹内さんはテルミンの開発者であるテルミン博士の愛弟子に演奏を師事した本場仕込み。同会社のサイトから竹内さんのテルミンへの愛がひしひしと伝わってくる。

実は日本はテルミンの演奏者数、演奏者層の水準において世界でぶっちぎりにリードしている国なんだとか。2001年に映画「テルミン」が公開されたときも、当初1週間限定のレイトショーのみを予定していた上映は大盛況により全国を巡回し、多くのメディアに取り上げられるまでに至った。これだけ流行ったのは先進国のなかでも日本だけだったそうで、日本人には潜在的にテルミンに惹かれる何かがあるのかもしれない。昨年はKORGがシンセサイザー機能を取り入れた新世代テルミン「Etherwave Theremini」を発売し話題になっているし、開発100周年に向けてテルミンブーム来たるか?

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