ぽちゃカワだけじゃない実力派! メーガン・トレイナー、初来日公演大盛況

2015.04.20

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ドゥーワップ風味のシングル「オール・アバウト・ザット・ベース」で2014年の音楽界を席巻してから半年、メーガン・トレイナーがいよいよ初来日。小学生から大人の男性までが入り混じる幅広いファンが、東京のラフォーレミュージアム原宿のステージに彼女を大歓声で迎え入れた。

この日の装いはタイトなトップス(黒)とAラインのスカート(ミントグリーン)という定番スタイルで、手に握るマイクも、ブレスレットとチョーカーもラインストーンに覆われ、頭上にはミラーボール……と、何もかもがキラキラ。

ふたりのバッキング・シンガーとふたりのダンサー、5人編成のバンド(ベースはもちろんダブル・ベース)を従えて、さっそく強気な最新シングル「ディア・フューチャー・ハズバンド」でショーをスタートしたメーガンは、次の「ミスター・オールモスト」を歌い終えたところで、「コンバンワ! 気分はどう? 日本に来ることができて興奮してるわ!」と元気にご挨拶。一気にテンションを上げて、圧倒的な存在感とエネルギーで会場を自分のカラーで染め上げる。

そんなショウの最初のハイライトは、これまたキラキラにデコったウクレレを片手に、シンプルなアレンジで歌った「タイトル」だろうか。多くの曲をウクレレを弾きながら書くという、彼女の原点が窺えるというものだ。それに、どの曲もパーソナルな体験に基づいて綴っているだけに、曲の解説に耳を傾けるのも楽しい。

「私はビューティフルだからこの曲を書いたの」と説明したのは、“他人の意見なんかどうでもいい”と訴える「クローズ・ユア・アイズ」。“ワガママな私を許して”と歌う「マイ・セルフィッシュ・ハート」は、「ある男の子と別れようとしたのにうまく行かなくて、代わりにこの曲を書いてメールしちゃった」と恥ずかしそうに紹介する。

そして第2のハイライトに挙げたいのが“クイーン”のコーナー。ここでは、毎公演ファンの中から選ばれる“女王”(東京では17歳の女の子)が王冠を受け取って、一緒に記念写真を撮ったり、メーガンが大好きなソカ風の書き下ろし曲「Queen」でダンスしたり、彼女に大接近できるのだ。

そう、あの人なつこい声を駆使して情感たっぷりに歌いながらも、メーガンはステージを縦横に動きまわって、シンガー&ダンサーたちと踊る踊る! 終盤でも、ジャジーさをアップさせた「バング・デム・スティックス」をマーク・ロンソンの大ヒット曲「アップタウン・ファンク」とメドレーで聴かせて、会場はすっかりダンス・フロアに。その後2ndシングル「リップス・アー・ムーヴィン」で一旦セットを締めくくり、アンコールでは、バラード「ホワット・イフ・アイ」で投げキス混じりにボーカル力を見せつけて、ラストでいよいよ紙吹雪が舞うなか、オーディエンスと「オール・アバウト・ザット・ベース」を合唱してフィナーレを迎える。

以上約1時間にわたって、ガーリーなファッションに身を包み、ナマのバンド・サウンドで、バッキング・シンガーたちと美しいハーモニーを紡ぎながら、1st『タイトル』の全収録曲を歌いきった彼女。アメリカン・レトロをフレッシュな感覚でアップデートする音楽性のユニークさを誰もが再確認し、“ありのままの自分を愛そう”というアルバムのメッセージを、改めてしっかり受け止めたはずだ。

文●新谷洋子
写真●古溪一道


リリース情報

2015.03.04 ON SALE
ALBUM『タイトル』


メーガン・トレイナー OFFICIAL WEBSITE


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