外部からの刺激を受け、4人の音楽が強固なものとなったOKAMOTO’Sの最新作

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OKAMOTO’S

すでにカップヌードル TVCM ソングとして聴きなじみのある「Dance With You」と岸田 繁(くるり)をプロデューサーに迎えた「Dance With Me」からなるニュー・シングル。OKAMOTO’S広報メディア担当に就任したハマ・オカモト(b)に話を聞く!

INTERVIEW & TEXT BY フジジュン


「君らはこういう曲をやらなくてもいいよ!」

──両A面シングル「Dance With Me/Dance With You」を完成させたOKAMOTO’S。対照的な2曲が収録された両A面シングルの制作に至るには、どんな経緯があったのでしょう?

ハマ・オカモト 新曲を作っては録ってという作業をバンド内で何度も繰り返すなかで、「Dance With You」のおおもととなる曲がありまして。それを以前「HAPPY BIRTHDAY」という楽曲で一緒に制作をした、くるりの岸田 繁さんにプロデュースをお願いしたいなと話をしたのが最初ですね。今、世間で重宝されている四つ打ちロックに打ち込みの要素を取り入れた曲だったので、バンドで打ち込みを早くから取り入れている岸田さんなら、僕らのやりたいことも理解してくれるんじゃないか? と思ってお声掛けをしたところ、第一声で「君らはこういう曲をやらなくてもいいよ!」と言われまして。

──お~、面白そうな話になってきました。

ハマ で、僕らも驚いたんですけど、「君らみたいな技術のあるバンドマンが今、こういう曲をやる必要はない。僕はOKAMOTO’Sの違った面が見たい」と言われまして。“岸田さんがそう言ってくれるなら、違ったアプローチを考えてみようか?”ということで作業を始めたんですけど、僕らが演奏してる中心で岸田さんが踊りながら「俺の動きが止まったら、演奏をもっとロボットみたいにしろ」など、様々な指示を受けてアレンジを進めていきました。

俺たち4人だけでしっかり形にしなきゃいけないんじゃない?

──これまた独特なプロデュースですね(笑)。

ハマ あとは、「10分たばこ吸ってくるから、この曲で何を伝えたいかそれぞれ作文を書いておけ」と言われて、4人で作文を書いて。それを岸田さんが読み上げて、お互いの意志の確認をし合ったり……それは「Dance With Me」に反映されていくんですけど、自分たちも伝えたいことを再認識できましたし、岸田さんにもその想いが共有できたのですごく効果的で。「この曲の歌詞はみんなで書いたほうがいいよ」というアドバイスもいただき、4人で歌詞を書いて曲を詰めていって。そこに岸田さんがストリングスなどのアレンジを加えてくれたことで、岸田マジックがかけられて今の形になりました。全員で作ったという意識がすごく強い曲になったと同時に、景色や物語を明確に想像させてくれる曲になりました。さらに、他でなかなか聴いたことのない曲でもあって……こんなにすごい楽曲が出来たからこそ、おおもとにあった「Dance With You」は俺たち4人だけでしっかり形にしなきゃいけないんじゃないか? と、僕らも奮い立たされまして。

──すごい面白い話です!  このシングルはそんな物語を秘めていたんですね。

ハマ そうなんです。そこで4人だけで「Dance With You」に取りかかって、この曲をしっかりと完成させることが出来て。「Dance With You」はカップヌードル TVCM ソングにも抜擢されて、バンドとしてはとてもうれしい結果になりましたね。ただ、タイアップだからどうという話ではなくて、「Dance With You」を4人だけで作り上げることで現在のバンドのモードを表せたことが良かったですし、ここに岸田さんがひとり加わるだけでこんな壮大な楽曲になるんだという対比も面白い。歌詞がリンクしていて真逆のことを歌っているという点もすごく興味をそそられる内容だと思うので、これはぜひ両A面シングルとして形にしたいという話になって、今作が出来たんです。

──なるほど。そういう経緯だったのですね。

ハマ さらに言うと今、次のアルバムの制作に取り掛っているんですが、「Dance With You」は「JOY JOY JOY」や「SEXY BODY」の方向性を踏襲した僕らの集大成的な楽曲で、「Dance With Me」は新しい可能性を見い出せた曲になりました。次のアルバムは「Dance With You」で物語が始まって、「Dance With Me」で締めくくるアルバムにしたいなと構想を膨らませているところです。

リンクできるギリギリの世代

──このシングルが完成したことで、その向こう側も見えたと。「Dance With You」はCMソングらしいキャッチーさもありつつ、フル尺だとしっかり聴き応えのある曲で。

ハマ 僕らのこの手の曲調のなかでも音楽的な要素をふんだんに加えましたし、具合の良いところに落とし込めた。これはこれですごく面白い曲になったと思います。

──YouTubeの再生回数や注目度も高いみたいですが。

ハマ たぶん、僕らはCM上でやってる“バカッコイイ動画”ともリンクできるギリギリの世代だったと思うので、ちょうど良かったです(笑)。

──アハハ。でもキラキラした青春感や若さゆえのバカさ、それゆえの苦悩だったりを歌えているのは、OKAMOTO’Sだからこそティーンの気持ちをしっかり代弁できたんだと思いますよ。

ハマ ありがとうございます。この曲はすでにライブでも演奏してるんですけど、お客さんの反応を見ても意図したところに落とし込めたなという手ごたえを感じていて。今年はここからより根深いところに足を踏み込みつつ、さらに挑戦的にやっていきたいと思っているので、まずはこのシングルを面白がってもらうことが目標ですね。もちろん配信やYouTubeで聴いてもらえるのもうれしいですけど、CMを見て「Dance With You」で興味を持ってくれた人にはぜひCDを手にしてもらいたい。対になっているの面白さや、ひとり加わることでこんなに見違える楽曲になるんだという音楽的な面白さを感じてほしいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=DW1WebEtMsc

★ハマ・オカモトが一問一答に挑戦する、動画企画「5秒で答えて」はこちら!


リリース情報

2015.06.17 ON SALE
SINGLE「Dance With Me/Dance With You」
アリオラジャパン

150615-YS-182002[初回生産限定盤/CD+DVD]¥1,389+税
150615-YS-182003[通常盤/CD]¥1,111+税
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ライブ情報

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プロフィール

オカモトズ/オカモトショウ(vo)、オカモトコウキ(g)、ハマ・・オカモト(b)、オカモトレイジ(ds)。中学校からの同級生で結成。2010年、日本人男子としては最年少の若さでアメリカ・テキサス州で開催された音楽フェス『SxSW2010』に出演。アメリカ七都市を廻るツアーや豪州ツアー、香港、台湾、ベトナムを回ったアジア・ツアーなど、国内だけでなく海外公演も積極的に行っている。

オフィシャルサイト

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