誰しもが直面する“生と死”に向き合う、カスタマイZの2ndシングル

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カスタマイZ

TVアニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」エンディング主題歌を飾る「鎮魂歌 -レクイエム-」を収録した、カスタマイZの2ndシングル。今作について、GORO(vo、g)、DAICHI(ds)、HIROKI(b)の3人がその想いを語る。

INTERVIEW & TEXT BYジャガー


大切な仲間を失った痛みをさらけ出す

──豪快なバンドサウンドを前面に押し出した1stシングル「一筋の光明(ひかり)」とは違い、今作「鎮魂歌 -レクイエム-」はメロウなナンバーになりましたね。

DAICHI 前作に引き続き、「シドニアの騎士」(TVアニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」エンディング主題歌)に寄り添った楽曲ではありますが、物語が進んだことで心情を変わってきたというか。前回は自分たちの未来を切り開くために闘っていこうとする決意を歌っていて、今回は大切な仲間を失った痛みをさらけ出す……鎮魂歌そのものですね。

HIROKI やっぱり「シドニアの騎士」という世界観が軸になっているので、メンバー間での気持ちの共有もしやすくて。ライブでも一音一音大切に演奏しています。

GORO ただ、初めて「鎮魂歌 -レクイエム-」を聴いたときは「シドニアの騎士」のエンディングということを知らされていなくて……実は、違う解釈をしてたんですよ(笑)。

──えっ、そうだったのですか?

GORO はい(笑)。楽曲制作自体はアニメを意識してるので「たしかにシドニアとうまくリンクしてるなぁ〜」と今はちゃんと意味を汲み取っているんですけど。最初は、信じていた女性に裏切られてしまったひとりの男の悲しくも切ない叫びを歌った曲かなって。

HIROKI それはそれでつらいなぁ。

うん、全部苦戦してますね

──(笑)。今回は特にリズム隊が重要な役割を担っていますね。

GORO 歌詞の世界観を共有してからどういう演奏をしていくか考えたうえで、今の形になりました。

DAICHI HIROKIはBメロとか苦戦してたよね?

HIROKI えっと……(口ずさみながら)うん、全部苦戦してますね。

一同 (笑)。

DAICHI ベースとドラムで16ビートを出さないといけなくて、そこを合わせるのが苦労しました。アイコンタクトしたり、よりバンド感を出すために気を使いましたね。

HIROKI どんどん4人の音が溶け込んでいくのがわかるというか。演奏していて楽しい瞬間ですね。

GORO ライブでもすでに何回か披露しているんですが、お客さんもちゃんと(曲に)入り込んでくれるので、メッセージが伝わってるなって実感できます。

150611-YS-144602GORO(vo、g)

ここだけ聞いたら泣くんじゃない?(笑)

──ミュージック・ビデオ(以下MV)では、シリアスな演奏シーンと微笑ましい日常シーンの対比を見せていますが。

GORO 対比がうまく描かれた作品になりました。演奏と日常、それぞれの場面を見せることで、生と死が常に隣り合わせにある……という感じがしますよね。今回のMVでは、今日欠席しているボーカルのHAMAが亡くなってしまうという……あっ! 彼の役がそういう設定なだけですよ。

HIROKI かわいそうに(笑)。

DAICHI ここだけ聞いたら泣くんじゃない?(笑)

──誰もフォローしないんですね(笑)。

GORO で、僕たちを助けようとしてHAMAが命を落とすというストーリーになっていて、どれだけ自分たちにとって亡くした大切な人なのか、失ったつらさを含め、些細な心理描写もちゃんと描いたMVになっています。

150611-YS-144604DAICHI(ds)

キャラクターを演じたのもあって、感情移入もしやすかった

──そして、2曲目「潮騒」はGOROさん初のソロ曲! すごく爽快感のある一曲です。

GORO カスタマイZはツイン・ボーカルではあるものの、メインはHAMAが担当しているので、こうやって自分がメインをはれる曲と出会えてすごくうれしかったです。歌うことが決定したときにはアニメ「クラゲの食堂」の主人公・三崎葉太郎くんのアフレコをしているときだったので、アニメにぴったりな曲だなって思いました。僕がキャラクターを演じたのもあって、感情移入もしやすかったです。

DAICHI 初めて「潮騒」を聴かせてもらったのが3月ぐらいだったんですけど、ちょうど卒業式後ぐらいで。ずっと一緒にいた友達が卒業と同時に留学することが決まっていて、そんなときに聴いたから、すごく歌詞の内容がリンクしちゃって。出会いや別れの場面でこの曲を聴くと、より心に響くと思います。

HIROKI 聴いていても気持ちよく入ってくる曲ですが、弾くともっと気持ちいいんですよ。GOROの歌声、HAMAのピアノ、DAICHIのドラム、僕のベース……全部が居心地のいいところで鳴ってる感じで。

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HIROKI(b)

……すみません

──それにしても、自分が話すときよりも、他メンバーに合いの手を入れるときのほうがHIROKIさん輝いていますね。

DAICHI あんまりこういうときにしゃべんないタイプなんですよ。

HIROKI いや、俺がいちばんしゃべってるよ!

DAICHI & GORO え?

HIROKI ……すみません。

一同 (笑)。

──今日はHAMAさん欠席で残念ですが、チームワークのよさは3人の会話から滲み出ていますね。

DAICHI 練習とか話し合いのときとか、GOROが引っ張ってくれてるんでまとまってるんじゃないですかね。

GORO 俺? そうでもないよ。リーダーだけど、引っ張っていくタイプじゃないし。練習も自分が態度で示すんで、俺の背中を見てほしいです(笑)。

★カスタマイZが一問一答に挑戦する、動画企画「5秒で答えて」はこちら


リリース情報

2015.06.03 ON SALE
SINGLE「鎮魂歌 -レクイエム-」
スターチャイルド

150611-YS-144605[期間限定盤/CD+DVD]¥1,800+税
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ライブ情報

アニソンフェス「KING SUPER LIVE 2015」
06/20(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
06/21(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
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EBiDAN THE LIVE 2015 ~Summer Party~
07/12(日)東京・国際フォーラム ホールA
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プロフィール

カスタマイズ/HAMA(vo)、GORO(vo、g)、DAICHI(ds)、HIROKI(b)。メンバー・チェンジを経て、“カスタマイズ”から“カスタマイZ”に改名し、2013年10月に始動。「アニソンで天下を獲る!」を目標に掲げ、2015年2月4日に1stシングル「一筋の光明(ひかり)」でメジャー・デビュー。

オフィシャルサイト

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    ジャガー

    「M-ON! MUSIC」の編集/ライター/小言を言う係。音楽フリーペーパー「music UP's(現okmusic UP's)」の編集を経て、音楽雑誌「ワッツイン」へ。前身サイト「DAILY MUSIC」 への参加をきっかけにWEBの人になりました。