GRANRODEOと「黒子のバスケ」のコラボレーション、ついに完結!

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GRANRODEO

ニュー・シングル「メモリーズ」は、TVアニメ「黒子のバスケ」第3期 第2クール 誠凛VS洛山編 OP主題歌。彼らが「黒子のバスケ」の楽曲を手掛けるのはこれが6作目となるが、ラストを飾るにふさわしい、アグレッシブかつプログレッシブなロック・チューンに仕上がっている。

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之


違和感こそが新しいのかな、と

──ニュー・シングル「メモリーズ」、すごい曲ですね。圧倒的なスピード感のなかで転調が繰り返され、ボーカルのメロディ展開もめちゃくちゃ派手。この情報量の多さはとんでもないと思いますが、アニメ「黒子のバスケ」の楽曲はこれがラストということもあり、やはり気合いが入っていたんじゃないですか?

e-ZUKA そうなんでしょうね(笑)。そういう曲を求められていた気がするんですよ。「黒子のバスケ」の制作陣だけではなく、GRANRODEO的にも。今言ってくれた転調の多さだったり、アレンジ上のフックだったり……自分ではこれでいいのかな? と考えながら作っていた部分もあるんですけど、その違和感こそが新しいのかな、と。

──e-ZUKAさんにとっても新しいトライだった?

e-ZUKA まあ、毎回そうなんですけどね。ただ、この曲に至るまでに4曲作ってるんですよ、なかなかOKが出なくて。歌が乗って、ようやくしっくりきたというか。

KISHOW 今言われて思ったんですけど、こんなに歌いづらい曲はないかもしれない、たしかに(笑)。最初に聴いたときも変わった曲だなって思ったし、ひと筆書きみたいな感じではなくて、わりと切り貼りしながら作ったんだろうなって。ツアー(『GRANRODEO LIVE TOUR 2015 カルマとラビリンス』)と重なってたから、余計に大変だったんでしょうね。

e-ZUKA (笑)。

よりアグレッシブな音楽を求められている

──歌詞に関しても“「黒子のバスケ」の曲はこれで最後”ということは意識しました?

KISHOW 存分に意識してますね、これを読み返すと。書いてるときはそこまで考えてなかったけど、“メモリーズ”というタイトル自体もそうだしね。

──その一方で“一番いいのはこれからだよ”というフレーズもあって。さらに前進していくんだっていうアグレッシブな姿勢も感じられました。

KISHOW そうですね。そこはちゃんと言っておかないと。

e-ZUKA よりアグレッシブな音楽を求められていると思うんですよね。去年、女性限定、男性限定のライブをやったんですけど、最初のイメージとしては、女性限定ライブはキラキラしたポップな曲を求められて、男子のときは激しい曲を多めにしたほうがいいだろうなと思ってたんですよ。でも、実際は逆だったんですよね。

KISHOW 本当にそうかもしれない。

e-ZUKA GRANRODEOは女性ファンのほうが多いから、アグレッシブな曲を出すと「待ってました!」みたいな反応をもらうことが多くて。「黒子のバスケ」の曲でも、ポップな感じが続くと「変わっちゃったな」って言われたり(笑)。

KISHOW ははははは。

e-ZUKA まあ、だからこそ、いろんな曲を作れるんだと思いますけどね。

普段よりもエモっぽい歌い方をしてるかもしれない

──今回のシングルもバラエティに富んでますよね。2曲目の「僕だけの歌」は、シンプルかつパンキッシュなサウンドを軸にしたナンバー。

e-ZUKA テーマは青春パンクなんですよ。「ぐらP&ろで夫」(GRANRODEO初のオリジナル・アニメ)内で“ろで夫”が歌う曲なんです。ぐらPが作った曲を替え歌にして、ろで夫が歌うという設定があって、半分キャラクター・ソングみたいな感じなんですけど、それを青春パンクみたいな感じでやってみようということになって。改めて調べてみると、青春パンクと呼ばれているバンドの曲って、メロディはフォーク・ソングっぽい感じものが多くて、それがいいなって思ったんですよね。この曲もすんなり出来ましたね。

KISHOW “青春パンク”っていうわかりやすいコンセプトがあったから、歌詞にもわかりやすい言葉を意図的に使ってますね。まあ、自分の“節”みたいなものは出てきちゃうんですけど。この曲も何気にキーが高いんだよな……。

──そして3曲目の「日常ホライズン」。ロック・バンドによる高品質ポップスというイメージですよね、これは。本当にいい曲だなって。

KISHOW うん、お気に入りです。

e-ZUKA 『カルマとラビリンス』(6thアルバム)の制作のときに新曲として作ったんですけど、アルバムに収録するにはちょっと雰囲気が違うかなと思って。例えば、Mr.Childrenやサザンオールスターズがやるような、ポップでファンキーな曲をやってみたかったんですよね。

KISHOW 普段よりもエモっぽい歌い方をしてるかもしれないですね。今までのGRANRODEOとは違う要素が入っている曲じゃないかなって。

結局は日常を生きるしかない

──“日常が続いていく”というイメージの歌詞にも、KISHOWさんらしさが出ていると思います。

KISHOW そうですね。“それ以上でも以下でも…”というか、日常ってそんなもんだよねっていう感じかな。「今後の展望は?」って言われたときも、「今の状況が続けばいいですね」くらいしかないんですよ、ホントに。夢を掴んだように見える人も、そのことを一生懸命にやってただけだと思うし。そうすると、結局は日常を生きるしかないっていう……それは後ろ向きな意味ではなくてね。

──なるほど。10月24日・25日には『GRANRODEO LIVE 2015 G10 ROCK☆SHOW』の開催も決定。10周年のアニバーサリー、まだまだ盛り上がりそうです

KISHOW うん、そうしたいと思ってます。

e-ZUKA この10年間で何かを残せたかどうかわからないけど、結局、ライブをやるために頑張ってるところはあるかもしれないですね。もちろんファンの皆さん、スタッフのおかげなんだけど、こうやって続けていけたらいいですよね。


リリース情報

2015.06.03 ON SALE
SINGLE「メモリーズ」
Lantis

150603-YS-125901[初回限定盤/CD+DVD]¥1,800+税
150603-YS-125902[通常盤/CD]¥1,300+税
150603-YS-125904[アニメ盤/CD]¥1,300+税
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ライブ情報

GRANRODEO 10th ANNIVERSARY FES ROUND GR 2015
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GRANRODEO LIVE 2015 G10 ROCK☆SHOW
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プロフィール

グランロデオ/KISHOW(谷山紀章/vo)、e-ZUKA(飯塚昌明/g)。2005年に結成された音楽ユニット。同年11月23日にシングル「Go For It!」でデビューを果たす。

オフィシャルサイト

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