雨のパレード、葛藤から見出したのは“ポップス”という武器を強くすることだった【M-ON! Recommend】

雨のパレード

3月8日に2ndアルバム『Change your pops』をリリースした雨のパレード。彼らへの取材は約1年ぶりとなったが、デビュー時よりもさらにギラギラとした探求心をのぞかせた。現状に満足せず、高みを目指し続けるバンドの中枢・福永浩平に話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 渡辺彰浩


今の時代に“ポップス”として認めさせたい

──今作『Change your pops』のタイトルに込めた思いを聞かせてください。

福永浩平 自分たちが今カッコいいと思える音を鳴らしているので、雨のパレードの音楽そのものがポップスだと思っています。僕たちの音楽を今の時代に“ポップス”として認めさせたい。日本のバンドシーンしか聴いてこなかった人に「これをポップスと言ってもいいんだ」と気づいてもらえるようなアルバムになってほしいですね。

──福永さんにとって“ポップス”とは?

福永 自分にとってのポップスは、時代ごとに更新されながら、人生に寄り添ってくれるものですね。

一人ひとりが自分なりのポップスを持っている

──普段、音楽シーンはどのようにキャッチしていますか?

福永 海外の音楽を漁るのが好きなんです。アンテナに引っかかったものは、いい意味で自分たちの音楽にも取り入れていけるように意識しています。最近ではサンファとかアウスゲイル、ボン・イヴェールの新譜もよかった。ボン・イヴェールの「715 – CR∑∑KS」は声だけのトラックで、歌い手のタイミングで拍を取るエックスタイミングの感じが心地よくて、アルバム13曲目の「speech(Interlude)」でKORGの和音が出せるボコーダーを新しく取り入れたりして参考にしています。

──リード曲「Change your mind」のサウンドにも新たなチャレンジを感じます。

福永 イントロで突拍子もないことをしても意外とハマるんですよね。この部分は以前にネタで取っていたものをくっつけたところから生まれたものだったりします。

──ミュージックビデオ(以下、MV)は演奏シーンと街の中で佇む若者が印象的です。

福永 島田大介監督とはこれまでも付き合いはあったんですが初めてMV撮影をお願いしました。無駄なものは撮らない主義で撮影の時間が短かったり、経験値がすごいなといい意味でショックを受けましたね。

映像の質感とか照明のコントラストも抜群にカッコよくて気に入っています。映像には若者が多く出てくるんですけど、その一人ひとりが自分なりのポップスをもっていて、それをどうやって時代に認めさせていくかというテーマになりました。

同世代の先頭に立っていたい

──1stアルバム『New generation』と比べて今作はどのように変化しましたか?

福永 新しい機材を取り入れたのがすごくいい結果になりました。世界的に何が受け入れられているのか? 流行りそう、流行っているものをやりたい! というのが僕らの意識にあって。日本の音楽シーンの底上げをしていきたいというのは根強いです。今の同世代のバンドも時代をひっくり返したいムードがあるのは感じていますけど、それは僕らがやりたいんですよね(笑)。

──1年後、雨のパレードはどのようなバンドになっていますか?

福永 自分たちは独立した存在だと思ってるし、みんなで一緒にステップアップしたいというよりは引っ張っていきたいという気持ちの方が強いんです。多くの人に響いているか、ですよね。もっといい曲を書きたい、残したいというのが根底にあるのが強いので、1年後には同世代の先頭に立っていたいですね。


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「Change your mind」
from ALBUM『Change your pops』

3/1(水)~ 3/31(金)

詳細はこちら


ライブ情報

ビクターロック祭り2017
03/18(土)千葉・幕張メッセ国際展示場

ワンマンライブツアー2017『 Change your pops 』
03/24(金)新潟・CLUB RIVERST
03/31(金)北海道・札幌COLONY
04/02(日)宮城・仙台LIVE HOUSE enn 3rd
04/06(木)大阪・梅田CLUB QUATTRO
04/08(土)広島・Cave-be
04/09(日)福岡・graf
04/12(水)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
04/14(金)東京・赤坂BLITZ


プロフィール

アメノパレード/福永浩平(vo)、山﨑康介(g)、是永亮祐(b)、大澤実音穂(ds)。2013 年に結成。ポストダブステップ、80‘sPOP、インディR&B、エレクトロハウス、アンビエント、TRAPなど様々なジャンルを超えたその音楽性はもちろん、アナログシンセやサンプラー、ドラムマシーンなどを取り入れた、バンドという形態に拘らないサウンドメイクで大きな注目を集めている。2016年にアルバム『New generation』でメジャーデビュー。

オフィシャルサイト


リリース情報

2017.03.08 ON SALE
ALBUM『Change your pops』
スピードスターレコーズ

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