Salleyのふたりを『Clear』に解剖!意外な一面を互いに語る

Salley

2月8日に3rdアルバム『Clear』をリリースするSalley。タイトルにちなみ、うらら(vo)と上口浩平(g)が、近い存在だからこそ気づく意外な一面を互いに発表してもらい、ふたりの人物像を探った。そんな彼らが“可能性を広げるため”に作った今作への想いを語る。

INTERVIEW & TEXT BY 田中隆信


気を張っていたのが緩んでウルウルしちゃう

──今回は、3rdアルバム『Clear』についてお話を聞かせてもらいますが、その前に、おふたりの人となりを知ってもらうために“実はこういう人なんです”“こう見えて○○なんです”など、お互いのことを3つずつ教えてください。

上口浩平 はい。じゃあ、僕からいきます。うららは意外と寂しがり屋です。

うらら え、何それ!?(笑)

上口 すごく寂しがり屋ってわけではないんですけど、久しぶりにライブをしたときにお客さんから「おかえり」って言ってもらったりすると感極まって涙がポロリみたいなことが多々あります。

うらら たしかに「おかえり」に弱いです(笑)。

──普段は気丈に振る舞っていても、温かい言葉をかけられると。

うらら そうなんです。じゃあ、次は私。どちらかといえば私がキツくて、上口君が優しくておおらかだと思われがちですけど、わりと彼のほうが神経質だったり厳しかったりします。普段はこんな感じでおっとりしてるけど、制作現場でどっちかがちゃんとしないといけないってときは上口君のほうがピリついてることが多いんです。

上口 うわさ話とかで「あのアーティストさん、レコーディング現場はピリピリしてるらしいよ」って聞いたりすると、「その気持ち、すごくわかるなぁ」って思います(笑)。制作中は気持ちが張り詰めているので、自分でもピリピリしてるなって感じますから。

170126-SM-180001

うらら(vo)

「あ、これは変なんだ」って気づいて(笑)

──気持ちが切り替わるわけですね。では、ふたつ目をどうぞ。

上口 ライブのMCやツイキャスで、うららが僕をイジるみたいなひとつの流れがあるんですけど、要所要所で気を遣ってくれてるなって思います。「これ以上言ったら気分悪くなるだろうな」っていうラインを超えないようにしてくれてる感じがするんです。

うらら そうですね(笑)。私が彼をイジって、ファンの人がそれを見て喜ぶのが面白いなって思うので、そのレベルで止めるようにしています。本気で言い出したらただのケンカになっちゃいますからね。

──近くにいるからこそわかる境界線なんですね。

うらら 私からのふたつ目は……上口君は“伝言ゲームが下手”です。私は会話中のちょっとしたことでも気にしちゃうタイプなんですよ。一瞬の間とか相手の目線の動きとかで「あ、今怒っちゃったかな?」とか。

でも上口君はそういうのを気にしないタイプなので、聞いたことを誰かに伝えるときもドーンと伝えたりして、時々「大事なことがちゃんと伝わってない」って思うことがあります。最近は自分の中で翻訳するというか(笑)、整理して「これってこういうこと?」って確認して話を進めています。

上口 それはあんまり自覚してなかったです。気をつけます(笑)。じゃあ、3つ目。うららは意外と“ファストフードやスナック菓子が好き”なんです。自炊したり、体のメンテナンスに気を遣ってる印象があるんですけど、マックのポテトを結構うれしそうに食べてたり、「夜中にラーメン食べちゃいました」って言ってたり。

うらら 昔はチキンラーメンとか塩ラーメンとかインスタントラーメンが大好きだったんです。あと、じゃがりことかのスナック菓子も。歌を仕事にすると決めたときに、ちゃんとしなきゃいけないなって玄米食にしたり発酵食品を食べるようにしたんですけど、“たまにはいいかな”って感じで、心のメンテナンスとして食べてます。特に好きなのがエースコックのワンタン麺です(笑)。じゃあ、最後、私ね。これまでにも何度か話したことがあるんですけど、上口君の服が本当にダサかったんですよ。

上口 (爆笑)。

うらら 微妙なグレーのジャケットを着て、微妙なグレーのデニムを履いて、グレーのスニーカーでニット帽をかぶってて。でもなぜか結構ビビッドな赤いマフラーをしてる、みたいな。他にも、全体的にすごくナチュラルな服を着てるのに、なぜかベルトは鋲が付いてたり。でも、最近はセレクトショップみたいなところで服を買うようになったみたいです。

上口 言われて「あ、これは変なんだ」って気づいて(笑)。

うらら 最近はオシャレな帽子をかぶってたりして、かなり変わりました。

170126-SM-18002

上口浩平(g)

活動のあり方や今後どうしていきたいかを密に話し合った

──そんなSalleyのおふたりですが、2月8日にニューアルバム『Clear』がリリースされます。3枚目ということでこれまで以上に歌詞もサウンドもより幅広い曲が収録された作品になりましたが、意識的に変えた部分などはありますか?

うらら 1枚目は初期衝動、2枚目はそれを経ての自分たちという感じで来て、3枚目はそこで完結するんじゃなくて、集大成というよりも「まだまだいろいろできるし、可能性もたくさんあるよ」っていうのを見せられる作品にしたいと思って作りました。

上口 前作をリリースしたあと、週1くらいでうららとミーティングを重ねて、自分たちの活動のあり方や今後どうしていきたいかを密に話し合いました。ライブをもっとたくさんしたいというふたりの気持ちもあって、主催ライブを行ったりして。そういう活動のなかで「ライブでこんな曲があったらいいな」って想いを込めた曲も生まれたりしたんです。「Wonderland」や「スカイライン」がそうですね。あと、ちょっと風変わりな曲ですけど「SPECTRUM」もライブで演奏したらカッコよくなりそうな曲だと思っています。

言葉にちゃんと意味をもたせて届けたほうが相手の心に響く

──歌詞に関してはどうですか?

うらら 「kodama」は上口君が書いた曲を聴いてすぐにイメージが浮かんでさらっと書けたんですけど、他はじっくりと時間をかけました。「小さな嘘」「カノジョとカレシ」「言い訳ガール」の3曲は私にとって“挑戦”でしたね。「kodama」や「スカイライン」の前に進んでるけど切ないっていう歌詞は得意なんですけど、恋愛をテーマに書くのは難しくて。“こんなふうに書いたら同性に嫌われる女性になってしまうな”とか“これは男性がめんどくさいと思う女性だな”とか、そういうのを言葉やニュアンスを変えたりして、登場する男女ふたりの関係性を考えながら書いていきました。

うらら 以前は、メロディに言葉がきれいにハマっていればいいと思っていて、メッセージ性とかはそれほど重視してなかったんです。でも、2枚目のアルバムを出したあと、ライブをたくさんやり始めてから、言葉にちゃんと意味をもたせて届けたほうが相手の心に響くことがわかったので、歌詞の作り方も結構変わりました。

──ジャケットのアートワークの雰囲気もこれまでとは違っているので、歌詞、サウンドも含め、新しいSalleyが感じられる一枚という感じですね。

上口 制作スタッフは1枚目から同じなので、“こんな感じに仕上げたい”という僕らの気持ちもすぐにくみ取ってくれましたし、これまで以上に出したかった音、伝えたい気持ちを形にできた作品だと思います。

うらら プライドや立場などをすべてクリアにしていくと、自分の中に何が残るんだろう? って考えたとき、私の場合は“歌が好き”とか“音楽が楽しい”っていう気持ちでした。なのでタイトルの『Clear』は“純粋”という意味もあるし、クリアって光がないと見えないので、自分たちが光源となってどんな色にも世界を変えていける、いろんな景色を見せていけるっていう意味もあります。このアルバムから、そんな想いを感じてもらえるとうれしいです。


ライブ情報

「Clear」リリース記念ミニライブ&ジャケットサイン会
02/11(土)15:00スタート タワーレコード新宿店(東京)
02/12(日)13:00スタート タワーレコード梅田NU茶屋町店(大阪)
02/12(日)18:00スタート タワーレコード名古屋近鉄パッセ店(愛知)

詳細はこちら


プロフィール

サリー/うらら(vo)、上口浩平(g)からなるポップスユニット。2012年結成、2013年シングル「赤い靴」でメジャーデビュー。

オフィシャルサイト


リリース情報

2017.02.08 ON SALE
ALBUM『Clear』
ビクターエンタテインメント

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

M-ON! MUSICの最新情報をお届けします。

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人