LiSA – LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~「いちごドーナツ」【ライブレポート】

LiSA - LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~「いちごドーナツ」

LiSA

LiSA – LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~「いちごドーナツ」

2015年1月10日@日本武道館

2014年の初武道館は、完璧を求めるLiSAにとって悔しい結果だったかもしれない。しかし、その経験は彼女をさらに成長させるきっかけとなり、2015年の幕開け、武道館2デイズの大団円へ繋がっていた。

TEXT BY ジャガー
PHOTOGRAPHY BY hajime kamiiisaka


大丈夫。今日は最高の日になる

LiSAにとって二度目の日本武道館公演。しかも、2デイズ。今年は“LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~”と題し、初日の「いちごドーナツ」はポップ、2日目「ちょこドーナツ」はロックをテーマに掲げ、多面的なLiSAワールドを表現したコンセプチュアルなデート(ライブ)となった。

暗転後、眩いピンクのサイリュウムが場内を埋め尽くすなか、“LiVE is Smile Always~PiNK&BLACK~”の1曲目を飾ったのは「逆光オーケストラ」だった。彼女の決意に近い“夜が明けて行くよ/踏み出せ Light of flight”と歌う姿。彼女の「武道館!」と笑顔で発した第一声。それらを目にした瞬間、“大丈夫。今日は最高の日になる”とその場にいた全員が確信できたのではないだろうか。LiSAは間違いなく強い!

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ポップだからって油断してると置いてくよ!

「ただいま、LiSAです。帰ってきたよ〜、武道館。ポップだからって油断してると置いてくよ!」とけしかけつつ、「妄想コントローラー」へ。タタタタッと小刻みに走る姿は少女のような愛らしさを感じさせるが、時折覗かせる不敵な笑みに色気を感じてドキッとさせられる。

通称“でべそ”と呼ばれる、花道の先に設けられた中央ステージはLiSAの憧れらしく、くるくると回りながら「どう? みんなの近くに来たよ。武道館なのに近いね」と微笑んだ。近い距離で想いを届けられるからこそ、中央ステージでは素直な想いを綴った「LOVER“S”MiLE」「僕の言葉で」を語りかけるように優しく歌う。そして、そんな温かな空気はどんどん大きくなり、会場を包み込んでいった。

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もう当分踊らない(笑)

“ピンク”といっても、濃淡によって印象が大きく変わる。それは今日のデートにも言えること。これまでが淡いピンクが映えるポップ・ゾーンとするならば、ここからはビビットに輝くショッキングピンクが映えるロック・ゾーンに突入! 躍動感ある映像とタフなバンドサウンドの融合が素晴らしい「träumerei」、頭を振り乱し、噛み付くようなボーカルで観客を大いに煽った「ROCK-mode」。感情をさらけ出し、凄まじい熱量の渦の中心にいるLiSAは本当に美しい。

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“LiSA姫”とモンスターによる夢のお話なる映像が放映された後、舞台には映像と同じドーナツを随所にあしらったドレスを着た“LiSA姫”とモンスターの“ドーナ”と“ナッツ”が登場。「ここからは少しLiSA姫と遊ばない?」とコール&レスポンスを先導しての「BRiGHT FLiGHT」では、ドーナとナッツを引き連れ、初ダンスを披露。実は、この日のためにダンス・レッスンを密かに重ねてきたようで「もう当分踊らない(笑)」と本人は口にしていたものの、キレのあるダンスを観てしまった以上、ファンとしては今後も期待したいところだ。

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「誰かがまた頑張れる歌をうたえたらいいな」

いよいよ、デートも後半戦に差し掛かったところで「Rising Hope」が投下された。2014年の初武道館で自身のすべてを出し切れなかったLiSAが自分の弱さと向き合い、完成させたこの曲。恐怖に打ち勝ち、自分のため、支えてくれる人々のため、この武道館で歌う意味は大きい。

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さらに「ここにいる誰かの希望になりたくて、私はまた武道館のステージに立つことにしました。ついてきて」と拳を突き上げ、「I’m a Rock star」へ。弱い自分を知りたくもないし、誰だって自分自身と向き合うのは怖い。それでも、LiSAは誰かの希望になりたいと決意し、見事過去の自分に決着をつけた。当時を振り返ると涙ぐんでしまったが、そんなときはあのときと同じようにどこからともなく温かな声援がLiSAを優しく支えた。彼女の懸命な姿そのもの希望を覚え、だからこそ少しでも力になりたいと願う……ファンとの絆はこれまで以上に固く結ばれている。「誰かがまた頑張れる歌をうたえたらいいな」と想いを込めて歌った「シルシ」。彼女の想いを取りこぼさないように静かに聴き入る人々が印象深い。歌声からはわからなかったが、最後まで歌いきったLiSAの目には大粒の涙が溢れていた。その姿に再び温かく、大きな拍手が贈られた。

泣いて、笑って。最後に「ただいま」と胸を張って、武道館に帰ってきたLiSA。特効テープに書かれた「キミが精一杯生きている今日なら、ドーナッたって今日もいい日だっ♡」という彼女の経験から出た言葉を胸に刻みたい。

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“ポップ”と“ロック”に分けて、LiSAの多面性を表現したコンセプチュアルな本公演。せっかくなので、こだわり抜かれた衣装をまとめて紹介していきます。

1着目

R-150115-YS01ポップな1日を象徴したパフスリーブ・ジャケット。愉快なモンスターの“ドーナ”と“ナッツ”、そして彼らの大好物ドーナツが散りばめられています。シュシュ、チュチュ、ブーツをピンクで統一し、“いちごドーナツ”の世界観を表現。

2着目

P-140403-BA-1456※上記はアーティスト写真です。

「Rising Hope」で着用していた、スカート部分がカラフルなワンピース。LiSAの動きに合わせてふわりと広がり、彼女の華やかさが強調されていますね。

3着目
ドーナとナッツのジャケットを脱いだ状態。ノースリーブ・チュニックの脇を大胆にカットするのがLiSA流!? チラリと横から見える、ピンクのチューブトップもかわいい!

4着目
ショート・ムービーに登場したLiSA姫がステージにも現れ、LiSAッ子たちもメロメロに。立体的な造りのショート丈ドレスのポイントはやっぱり……ドーナツですかね(笑)。

5着目

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ドレスから一転、元気いっぱいモード! ドーナツがずらりと並んだ白のノースリーブ・チュニックには、透け感のある星柄の生地でフリルがついており、茶色のカボチャ・パンツの少年っぽさと相まって遊び心とキュートさを演出。

6着目

150112-MS-0702※上記は「ちょこドーナツ」時の写真です。

「シルシ」特別仕様で着用された白ラメ×フリルのワンピース。凛としたLiSAの表情をより美しく彩りました。

7着目
▶アンコール。上は、ラインストーンなどLiSAオリジナル加工を施した、今回のライブ・グッズであるラグランTシャツ(ナッツVer.)。下は、1着目のジャケットと同じ柄のスカート。ピンクのチュチュを履き、ボリュームを出しています。

今日はここまで。「ちょこドーナツ」へと続く!
2015年1月17日(土)17:00 更新


SETLIST

01.逆光オーケストラ
02.crossing field
03.妄想コントローラー
04.ミライカゼ
05.say my nameの片想い
06.LOVER“S”MiLE
07.僕の言葉で
08.träumerei
09.ROCK-mode
10.KiSS me PARADOX
11.アシアトコンパス
12.BRiGHT FLiGHT
13.best day, best way
14.コズミックジェットコースター
15.WiLD CANDY
16.Rising Hope
17.I’m a Rock star
18.シルシ

ENCORE

01.東京ラヴソング
02.Little Braver
03.No More Time Machine

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